魔太郎は結構な数が読めないんだな


怨みの晴らしかたの一部が過激で、ほとんどの場合自分をいじめた者を
「うらみ念法」を使わず、現実的にも可能な手段で明確に殺害または
重体・心身共に廃人にまで追い込んだ。
「いじめっ子をパワーショベルで引き裂いた上に遺体を生コンクリートで埋める」、
「恐喝してきたチンピラをゴミ袋に詰めて執拗にバットで殴り、
そのまま遺体をゴミに出す」、「過剰なしごきをしたコーチを水中で虎バサミに掛けた挙句に溺死させる」等々、
その手口も凄惨さを極めた。

初単行本化作品(秋田書店刊)は雑誌初出とほぼ同じものが収録発売されていたが、
その後の少年事件の凶悪化・深刻化などの社会情勢を考慮し、後年発刊された
作品全集『藤子不二雄ランド』刊行にあたってエピソード全133話のうち
大幅に描き直された話が34話、欠番扱いとなった話が25話ほど存在する。