2/22(月) 6:15配信
東スポWeb
阪神戦で好投した森下
この男に2年目のジンクス≠フ心配はなさそうだ。昨季、セ・リーグの新人王に輝いた広島・森下暢仁投手(23)が21日の阪神戦(宜野座)で先発し、3回無失点の好投で上々のスタートを切った。注目の大型新人・佐藤輝に二塁打を許すなど走者は背負ったが、要所を抑えるさすがの投球を披露。「一つひとつの球種はしっかり試せた。競争して食らいついていきたい。自分の持っているすべてのものを毎回出していきたい」と手応えを口にした。
さらなる飛躍に向けてカギを握ることになりそうなのがマウンド上での首振り≠セ。この日は同期の捕手・石原を相手に初回からしきりにサインに首を振った。決して息が合わなかったわけではなく、投手主導の投球になっていたからで、石原も「森下が投げたいボールを投げもらった」と証言。宝刀カーブを数球しか投じなかったのも、どこで使うのが最も効果的なのかを実験していたためのようだ。
そうした試みも向上心の表れだと言える。チーム関係者は「あれだけ首を振るのは配球も捕手任せにするのではなく、自分で考え、責任を持って投げたいとの思いからだろう。自分の頭で考えないと成長はない。どんどん首を振っていけばいい」と森下のボブルヘッド人形化≠推奨する。
2年目ながら佐々岡監督からは「順調に来ている。さすがだなという球を投げている」と全幅の信頼を置かれている。自身初の開幕投手を目指す上でも首振り連発でレベルアップといきたいところだ。
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