0001砂漠のマスカレード ★
2021/02/16(火) 16:06:01.19ID:CAP_USER9「今年は結果を出すだけです」の強気コメントも束の間、渡米早々の12日(日本時間13日)に所属するブルージェイズから自由契約となった。もともと10日(同11日)に40人ロースターから外す手続きがされており、事実上の戦力外となっていた。
「今後の野球人生で、自分にとってすごくプラスだったのかなと感じてます。無駄な1年じゃなかった」(山口/昨年12月26日)
メジャー1年目は新型コロナ禍の中での難しいシーズンを何とか乗り切った。オフにはテレビ番組、各種イベントにも数多く出演、手応えと自信を語っていたほど。満を持しての2年目のはずだったが、待っていたのは厳しい現実だった。
「報道が出ましたが僕は元気ですよ。これからどうなるかは、まだわからないですが、自分の選択に後悔、悔いが残らないようにチャレンジして行きます。まずはいつでも100%で動けるように調整するだけ!!」(山口本人インスタグラム・ストーリー/2月12日)
昨季は17試合に登板して、2勝4敗1ホールド、防御率8.06の成績。シーズン途中には安定した投球を見せていた時期もあったが、結果を見る限り戦力として計算できるものではなく、2年総額635万ドル(約6憶7000万円)プラス出来高という契約内容に沿えるものではなかった。
「巨人のエースという触れ込みで大きく期待されていたが、フタを開ければこの状態。コロナ禍で各球団、経営状況が悪化している中、残額の今季年俸317万5000ドル(約3億3000万円)を払ってでも契約解除したかった。戦力と見なされず、これ以上は投資できないという判断」(スポーツ新聞MLB担当記者)
シーズン後半は炎上する場面が目立ったが、特に酷かったのが9月15日(同16日)、ニューヨークでのヤンキース戦。2回途中からマウンドに上がり、5連続で四死球を与えるなど1回1/3を投げ、2安打6四死球7失点を喫した。メジャーの聖地の1つでもあるヤンキースタジアムで醜態を晒してしまった。
「元ヤンキース井川慶と同等の失敗例と言われている。特に炎上した試合がニューヨークだったので、試合中の記者席では井川の名前が出ていた。山口のパフォーマンスが巨人・菅野智之がメジャー側と交渉する際にも影響したという記者もいるほど」(同スポーツ新聞MLB担当記者)
井川は06年オフ、阪神からポスティング制度を利用し、ヤンキースに入団。2600万194ドル(約27億4000万円)のポスティング費に加え、5年2000万ドル(約21億円)プラス出来高という契約を結び、名門の一員となった。しかし、2年間で16試合の登板(13試合に先発)にとどまり、2勝4敗、防御率6.66と結果は散々。残り3年間はマイナー生活で終わったことで、『史上最低のFA選手』とまで言われている。山口獲得を井川同様の失敗と見る関係者も少なくない。
「(メジャー挑戦は)明確には横浜(現DeNA)にドラフトでとってもらった時くらいから、将来的にはアメリカという舞台で野球ということにチャレンジしたいなと。そんな思い描いた自分はいました」(山口/19年11月18日・メジャー挑戦表明会見)
プロ入り当時からメジャーを夢見ていたと熱い思いを吐露していた。しかし言葉とは裏腹に、米国挑戦に対する準備や覚悟が足りなかったのでは、という声もある。
「素晴らしい球を持っているので、可能性は十分にあった。例えばフォークは武器になったから、それを生かし短いイニングでの役割なら良かった。しかし契約前から先発に拘り過ぎた。自分の特性を客観視できていなかった。リサーチなど準備不足と言われてもしょうがない」(MLBアジア地区担当スカウト)
素晴らしい球を米国では生かしきれなかった。そうなって来ると次の進路としてNPB復帰も浮上してくる。19年には15勝4敗、188奪三振、防御率2.91をマーク。最多勝、最多奪三振、最高勝率(.789)のタイトルを獲得した。球界を代表する投手の一人となった山口だけに、古巣・巨人を含め手を挙げる球団は多いはずだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/497f470e1d33e4f2a7a48e9a410856e89ba91539
2/16(火) 16:00配信