2/16(火) 12:59配信
デイリースポーツ

組織委に署名を提出した有志メンバー=都内

 東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)が「女性が入る理事会は時間が掛かる」など女性蔑視とも受け取れる発言をした問題で、処遇検討と再発防止を求めるネット署名活動を行い、15万を超える署名を集めた女性有志メンバーが16日、東京都中央区にある組織委に署名を提出し、再発防止などを求めた。

 有志メンバーは11人で20代前半から30代で構成されている。署名は2月4日から15日までの12日間で15万7425人が集まった。組織委からは総務部長と持続可能性部長の2人が対応。森会長は12日に辞任を表明したが、署名立ち上げ人の1人の能條桃子さんは後任について「次になる人が同じ認識をもっていたら、同じ事の繰り返しになる。今回の件で森さんがかわいそう、気の毒と思っていた人も周りにいると思う。森さんの発言は問題だと説明できる人に最低限なってほしい」と、求めた。

 組織委には再発防止のほか、女性理事の割合4割達成などを求めた。「(今回対応してくれた)組織委の方の発言は、これまでのトップの方が言っていたことの引用が多かった。自分の言葉ではなかったと思うし、中にいる人が何を考えているかまでは分からなかった。引き続き見ていく必要があると思う」と、印象を語った。

 有志メンバーは午後、文科省で会見する。

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