0001砂漠のマスカレード ★
2021/02/09(火) 05:08:06.56ID:CAP_USER9偉業達成には、乗り越えなければならない壁がある。若松臨時コーチは、村上への大きな期待を込めて、3つの改善点を指摘。三冠王へと続く打法を伝授した。
『(1)膝が折れて前かがみになっている』
昨季も不調時に見られた点で、「自分が打たなきゃということで力みが入って、だんだんとフォームが小さくなっていく。リラックスして立つこと」と指摘した。
『(2)トップでバットのヘッドが投手方向を向きすぎ』
遠くに飛ばしたいといい思いからか、バットのヘッドが下から出て、アッパースイングとなる。「レベルにバットを振ること」が重要になる。
『(3)インパクトの瞬間に力みすぎるな』
バットの芯と球の芯が当たるのは数センチ、数ミリの世界。「芯に当たれば飛ぶわけだから、いかに芯に当てるか」と説明した。
1月に新型コロナウイルスの陽性判定が出た影響で、キャンプはここまで一部が別メニュー調整。第2クールを終えて、21歳は疲れ気味だった。若松氏も「普段は決して悪くない」というが、シーズン中も不調の波は来る。通算2173安打の“小さな大打者”は、若き主砲に打開策を示した。
7日も熱心に個別練習でマシン打撃を行っていた姿を見た。「打ち込んで直すタイプだと思う。あまり頭で考えすぎないで、体を動かすこと」と確固たるフォームを作るために振り続けることを助言した。
「4番として成長することが一番。球団を代表するような選手になりたい」と話す村上は昨季、全120試合で4番に座り、打率・307、28本塁打、86打点。今季の最低目標に「打率3割、30本塁打、100打点」を掲げ、将来的に2004年の松中(ダイエー)以来の三冠王も見据える。
若松氏は「可能性はある。一番近い打者だと思う」と太鼓判。若き主砲が新たな歴史を作ることを願っている。(赤尾裕希)
★今キャンプの村上
1月の自主トレーニング中に宮崎県内で新型コロナウイルスの陽性判定が出て調整が遅れていたため、第1、2クールは一部で別メニュー調整となった。それでも1日に右翼へ場外弾を2発放つと、7日のシート打撃では2打数2安打(中前打、二塁強襲内野安打)をマーク。高津監督は「状態を確認してからですが、できる範囲のところはフルでやってもらいたい」と、9日から始まる第3クールの見通しを明かした。
★D4・本山にも3つの金言
若松氏は、ドラフト4位・元山飛優内野手(22)=東北福祉=には3つの金言を送ったことを明かした。
1つ目は「軸足」。左足の親指の下に力を入れることで内転筋に伝わり、左腰で回転する。「インパクトの瞬間に軸足に力が入れる」と下半身の重要性を説いた。
2つ目はスイング時に下半身を逆回転させるツイスト打法。かつて巨人・阿部(現巨人2軍監督)らが取り入れた打法で「上半身が開いては駄目」と指摘した。
3つ目は「バットのヘッドを投手方向に向けすぎないこと」。こちらは村上と同様でバットをやや下げた構えを勧めた。
遊撃のポジションを狙う元山は「打球がはるかかなたまで飛んでいきました。今までで一番良かった。『全集中・軸足の呼吸』です」と効果を実感。若松氏は「続けていったら、面白い選手になる」と期待した。
2/9(火) 5:00
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