グラディス・ナイト&ザ・ピップスのヒット曲を手掛けたジム・ウェザリーが逝去。その功績を辿る
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● Gladys Knight & The Pips - Midnight Train to Georgia (Official Audio)
https://www.youtube.com/watch?v=A0F9lh8TiSM


グラディス・ナイト&ザ・ピップスのヒット曲「Midnight Train to Georgia」や「Best Thing That Ever Happened to Me」の生みの親で、多作なシンガーソングライターだったジム・ウェザリー(Jim Weatherly)が77歳で逝去した。死因は明らかにされていないが、“ミュージック・ロウの市長”として知られるチャーリー・モンクは、2021年2月3日夜、テネシー州ブレントウッドの自宅で亡くなったことを報告している。

*ミュージック・ロウ:テネシー州ナッシュビルのダウンタウンの南西の地域にあり、カントリーミュージック、ゴスペル、コンテンポラリー・クリスチャン・ミュージック産業に関連した何百もの企業の本拠地

1943年にミシシッピ州ポントトックで生まれたジム・ウェザリーは、青春時代にアメリカン・フットボールと音楽に情熱を注ぎ、その二つを両立していた。彼はミシシッピ大学のスター・クォーターバックとしてチームを全米選手権に導くことに貢献した一方で、バンドで演奏したり、シンガーソングライターとして最初期の作品をこの時期に書いている。大学卒業後、音楽の道を選んだ彼は、ロサンゼルスに移住した。

ジム・ウェザリーが生んだ最初の大ヒット作は、1972年に全米R&Bチャートで首位、全米シングル・チャートでも2位を獲得したグラディス・ナイトの「Neither One Of Us (Wants To Be The First To Say Goodbye)」で、同曲は彼女にグラミー賞の“最優秀R&Bヴォーカル・パフォーマンス(デュオ、グループ、もしくはコーラス)部門”をもたらした。

しかし、ジム・ウェザーリーを人気作家にしたのは、グラディス・ナイト&ザ・ピップスの1973年の代表的ヒット「Midnight Train to Georgia」だった。グラミー賞に輝いた同曲は、全米シングル・チャートとR&Bチャートで首位を獲得し、イギリスとカナダでもTOP10入りを果たし、発売から数十年を経て全米芸術基金とアメリカレコード協会(RIAA)によって「世紀の歌 365曲」に選ばれた他、2003年にはローリング・ストーン誌によって「ローリング・ストーンの選ぶオールタイム・グレイテスト・ソング500」にも選出。1999年には“グラミー賞の殿堂”入りを果たしている。

その後もクリエイティヴなパートナーシップを続けたジム・ウェザリーとグラディス・ナイトは、1974年に「Best Thing That Ever Happened To Me」で再びR&Bチャート1位のヒットを記録し、12曲以上のコラボ作品を世に送り出していった。

(※以下略、全文は引用元サイトをご覧ください。)

Written By Sophie Smith