中日・根尾昂内野手(20)に2日、立浪和義臨時打撃コーチ(51)のメスが再び入った。脇が開く打撃フォームの悪癖改善へ、午前の打撃練習、午後の特打で熱血指導を受け、「細かいところまで手取り足取りでやってくださる。非常に勉強になる」と新打法の好感触を口にした。

 昨季1軍では速い直球に空振りや差し込まれることが目立った。その原因を同コーチは「テイクバックで肩の後ろに(両手が)入る」と分析。バットをより体に近いところで構えるフォームをたたき込まれた根尾は「ずっと懐を意識している。まだ完全に自分のものになった感覚はないが、それでも良い(理論)というのは分かる」とうなずいた。

 立浪臨時打撃コーチは「スイングは速くなった。それを生かすためのタイミングの取り方(が大事)。ボールの呼び込み方が安定すれば打てると本人も分かってきたのが成長」と昨春キャンプからの進歩を評価した。3日からは早出の打撃練習も開始する予定。「打倒・京田」を掲げて遊撃奪取を狙う根尾が“立浪塾”で猛勉強を重ねる。(長尾 隆広)

2/3(水) 7:00
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