完全復活を誓った山田。「大凶」のおみくじも力にする

 ヤクルト・山田哲人内野手(28)が27日、所用で神宮外苑のクラブハウスを訪れ、4年ぶりの「全試合出場」と世界初となる「4度目のトリプルスリー(同一シーズンに打率3割、30本塁打、30盗塁)」を目標に掲げた。昨季は出場94試合にとどまった新主将。新年に引いたおみくじも「大凶」だったが、「プラス思考でいきたい」と、“どん底”から完全復活を果たす。

 球春到来が迫る中、驚きの“告白”だ。年が明けて初めて報道陣の前に姿を現した山田は、新年のおみくじで「大凶」を引いたことを明かした。

 「むしろ、今思ったら大凶を引けるというのもなかなかいないと思いますし、プラス思考でいきたいです」

 悲観的にはなっていない。むしろ、笑って前を向いていた。「大凶を引いた瞬間に結びました」と、中に書かれている言葉などは確認せず。神社によっては、大吉よりも出る確率が低いといわれる大凶。一緒に引いた「恋みくじ」では真逆の大吉を引き当てるというミラクルも起こっており、吉兆を予感させた。

 昨季、チームは2年連続の最下位。山田も94試合の出場で打率・254、12本塁打、52打点、8盗塁に終わった。主将という肩書も加わって臨むプロ11年目へ、明確な目標を立てた。

 (1)4年ぶりの『全試合出場』 昨季は7月末に上半身のコンディション不良を訴え、約2週間登録を外れた。11、12月はトレーニングと並行し、体のケアを徹底。「一番は1年間試合に出続けることが大切になってくる。もう一度フル出場を。それぐらいの気持ちで強い体を目指していきたい」と決意を示した。

 (2)4度目の『トリプルスリー』 コンディションが万全なら、世界初の偉業達成は必然。「トリプルスリーは毎年目指している数字。悔しい思いを毎年続けているので、今年こそはという気持ちでやりたい。もっと野球がうまくなりたいという気持ちは常に持っている」と、どん欲に至高の打撃を求める。

 これまで何度も逆境をはね返し、常識を破ってきた。心身を充実させ、幸せを呼び込む。(赤尾裕希)

https://news.yahoo.co.jp/articles/927cfbd66630f2b9f083604c9443fe46a5a55fb0
1/28(木) 5:00配信

https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2020/11/11/jpeg/20201111s00001173052000p_view.jpg

https://www.youtube.com/watch?v=2IiEJ7QutNw
山田哲人応援歌&