吉田拓郎、泉谷しげる、海援隊を手掛けた名門「エレックレコード」が“再興” 18年デビューのグループ「MOTOR HOTEL」が人気
1/22(金) 4:02 中日スポーツ
https://news.yahoo.co.jp/articles/e2a768453acf654f03a9637896b08a3fbc67d990


大ブレークが注目される「MOTOR HOTEL」。左からザキ、トコ、エディ、セイジ
 1970年代に吉田拓郎や泉谷しげる、海援隊らを手掛けた伝説の名門レーベル「エレックレコード」が半世紀ぶりに“再興”の兆しを見せている。

 69年に設立された同レーベルは、フォークブームをけん引するインディーズレーベルとして知られたが、業務の衰退で76年に倒産した。再生を願うファンらの声を受けて、2004年に有志たちによって新生エレックレコードとして再スタート。復刻版などを手掛けながら、18年に復活第1弾の4人組男性グループ「MOTOR HOTEL」をデビューさせた。

 セイジ(30)らがメンバーのグループは17年に静岡県で結成。4ボーカル、2ギターの編成をウリに、自主イベントやユーチューブ、デジタル音楽配信などを行っていた。地道な活動が実ってか、昨秋に配信発売した6曲入りシングル「FLAG」は収録曲「FLAG feat.chihiRo―Decoy」が、Shazamディスカバリーのチャートで1位に。また収録曲「Exotic Tokyo」が、内藤剛志(65)主演のテレビ東京系ドラマ「警視庁強行犯係 樋口顕」の主題歌に起用されたことも追い風になり、全国区の注目を集め始めた。

 エレックレコードでは「再スタートから17年、想像以上に反響があるMOTOR HOTELの活躍で、今年はようやくメジャーの仲間入りを果たせるかもしれません」と名門レーベル復活のカギを握る、グループの活躍に期待を寄せている。

 エレックレコードはかつて、故大瀧詠一さんのプライベートレーベル「ナイアガラ・レーベル」と契約し、山下達郎(67)らがメンバーだったロックバンド「シュガー・ベイブ」をデビューさせたことも。同社では「MOTOR HOTELも“令和のシュガーベイブ”を目指したい。幅広い世代にアピールし、エレックレコードらしいカラーを作り上げたい」と話している。

(おわり)