0073名無しさん@恐縮です
2021/01/10(日) 20:51:06.21ID:hG5hxl3A0カフェインは天然物としてコーヒーやお茶に含まれていますが、抽出・精製して立派な医薬品として使用されています。
その効能として
・覚醒作用
・鎮痛作用
・疲労回復
などがもたらされます。
人は脳内のアデノシン受容体という箇所にアデノシンという物質が結合することで疲労を感じるのですが、カフェインはこの受容体に結合してアデノシンが結合するのを邪魔します。
これにより人は疲労を感じにくくなる、という仕組みです。
では具体的にどれだけのカフェインを摂取すると危険なのか?
欧州食品安全機関(EFSA)によると、健康を維持するために望ましいカフェイン摂取量を以下のように提言しています。
・1日当たりカフェイン400mg未満
・1回あたりカフェイン200mg未満
これらを超える量のカフェインを漫然と摂取し続けると依存に陥りやすくなります。
急性中毒については一般成人の場合、1時間以内に6.5mg/kgの摂取で約半数が急性症状を発症、3時間以内に17mg/kgの摂取で全数が発症となっています。
体重60キロの成人のケースであれば1時間以内に390rで半数が、1020mgで全数が急性中毒になる計算です。
致死量は個人差が非常に大きく一概には言えないが、一般的には5000mg〜10000mg(5g〜10g)と言われています。
先ほどの基準(1杯200mL)とすると、コーヒーだと1時間以内に9杯でほぼ確実に急性中毒になり、40杯ほど飲むと致死量にかなり近づきますね。
かなりの量ですが、不可能な量ではないあたり依存形成くらいなら容易なことが伺えますね。