1/10(日) 6:04配信
女性自身

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2020年は、みんな我慢してつらい一年でした。誰一人、快適な人はいなかったと思います。私も、本当に大変な一年でした。年明け早々トランポリンの柱に指をぶつけて骨折したんです。これは“来る”なと覚悟したんですね。


もう48歳になるから更年期になる時期ですよね。怒りっぽくてふだんから異様にテンションが上がってしまって。これを芝居で使いたいと思うくらい、沸点に到達するのが早かった。それから謎の頭痛に襲われるようになって……。

――そう振り返るのは、女優・寺島しのぶ(48)。出演映画『ヤクザと家族 The Family』が1月29日、『キネマの神様』が今春に公開されるなど、出演作が相次ぐなか、昨年は“人生初”の心身の異変に悩んでいたという。

昨年1月に長らく看病していたフレンチブルドッグが旅立ちました。飼っていた2頭の犬がいなくなったのが今から思えば私の中でダメ押しだったような気がします。

2〜3月ぐらいからひどい頭痛が続いて、更年期の自律神経の乱れかな、とごまかしながら仕事をしていましたが、我慢できなくなり、歯医者へ行きました。今までの頑張りで奥歯がほぼすり減っていて1本抜きました。

頭痛は一旦なくなりましたが、そこからコロナが始まりました。今まで一日3食作ることがまずなかったんです。体の大きな夫が一日中家の中にいることもなかった。子供もストレスたまってるからいろんなものを壊したり……。その毎日の繰り返しで体調に異変が起きてしまい、ついに起きられなくなってしまって、1カ月以上、ずっとベッドで横になる日々が続いたんです。

イベント会社を経営している夫も、仕事は全部キャンセルになりました。家にいる彼自身もつらいわけです。本来、みんな外で元気にやって、戻ってくるのが家族というもの。だから家族では癒されないんでしょうね。

■“第2期の寺島しのぶとして”

またひどい片頭痛も始まって、病院に行ってMRIを撮っても脳に異常はなかった。やはり精神的なものだったようで。ドクターストップがかかってしまいました。

もともと、私は役づくりでもギューッと入り込む性格です。傷口に塩を塗り込んで痛がってる自分が好きみたいなところがあります。今まで、ずっと走り続けてきました。自分を大事にしてこなかったし、過酷な減量をしたり、息子が生まれてからは睡眠不足のまま仕事してきました。それが、コロナになって今までどおりにいかなくなったことが、やっぱりストレスだったんでしょうね。ついにオーバーヒートを起こしてしまったんです。

――そんなとき、「いつ電話してきてくれてもいいから」と救いの手を差し伸べてくれたのが、4歳年上の鍼灸師の従姉だったという。

https://amd-pctr.c.yimg.jp/r/iwiz-amd/20210110-00010001-jisin-000-11-view.jpg
https://news.yahoo.co.jp/articles/ad75bf0cd1ba4e36ecb8f36c9cce27ced9625aee
>>2続く