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週刊女性PRIME

井岡一翔の“タトゥー問題”にフィフィ「イキがる層がいるから悪いイメージが拭えない」
12月31日、WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチに臨む井岡一翔(本人のインスタグラムより)
 2020年大みそかに行われたWBO世界スーパーフライ級タイトルマッチにおいて、見事2度目の防衛に成功したものの、試合中、左腕のタトゥーが露出してしまったことが問題視されている井岡一翔選手。JBC(日本ボクシングコミッション)のルールでは『入れ墨など観客に不快の念を与える風体の者』は試合に出場できないことになっているため、たとえ意図的ではなかったとしても処分が下される可能性があるという。この件をきっかけにフィフィは、日本に根強く残るタトゥー観に注目する──。

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 今回の井岡選手の件は、隠すためのファンデーションが落ちてしまい、図らずもタトゥーが露出してしまったということのようなので、これでルール違反として処分されるのはかわいそうな気もしますよね。外国人選手はタトゥーOKということで、その辺の基準も曖昧ですし。ただ、たとえどんなに理不尽であったとしても、やはり基本的にはルールは守った方が良いと思います。

 K-1などでも奇抜なタトゥーをしている選手は多いけど、私を含め実際に会場に足を運んでいるファンたちは、そんなことは別に気にしておらず、“タトゥーを隠していないから嫌”“ファンを辞める”ということにはなりません。でも今回の試合のように、テレビ放送され、興行としてお金を集めるため新たなファン層を獲得したい、もっと裾野を広げて女性やファミリー層にいたるまで幅広くお客さんを獲得したいとなると、やはりイメージは大事になるので、タトゥー禁止のルールは仕方ないのかなと。残念だけど、まだ日本には『タトゥー=反社・悪い人』というイメージが根強く蔓延(はびこ)っているからね。

 なぜそうしたイメージが未だに払拭できないのかと言えば、彫ったことでイキがり、悪ぶって行動してしまう層が一定数いるからだよね。彫ったことで性格が変わってしまう人もいると聞きますし。やんちゃをアピールしたい人、悪ぶりたい人が率先して彫るために、タトゥー=悪い人、とリンクしてしまう。

 タトゥーを入れて悪ぶっている人がいて、タトゥーを悪く見る人もいる──。ルールを本当に変えたいならば、こうした風潮から変えていく必要があるけど、日本ではまだまだ隠さなきゃいけない時代は続くと思います。

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https://news.yahoo.co.jp/articles/4b388c8f09c4555465ab8b4482b7a87152454106
>>2続く