2021.1.8 05:03
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 女優、渡辺えり(66)が7日午前、東京都内で行われた主演舞台「喜劇 お染与太郎珍道中」(東京・新橋演舞場、2月1〜17日)の製作発表に出席した。新型コロナウイルスに対する緊急事態宣言下での上演に、日本劇作家協会の会長を務める渡辺は演劇の必要性を力説。昨年3月に同劇場で上演予定だった主演舞台が中止になっているだけに「みんなの悔しさ、悲しさを体の中の細胞に入れてやります」と涙を浮かべて誓った。

 緊急事態宣言の再発令を前に、演劇界の第一人者が舞台への思いの丈を語った。

 「稽古ができる幸せを感じています。今、生の演劇が必要だと再確認しながら毎日、生きています」。昨年3月以降、舞台公演の中止が相次ぐなど演劇人にとって過酷な一年を過ごした渡辺は、喜びをかみしめながらあいさつした。

 同5月には演劇やミニシアター、ライブハウスの代表者とともに「文化芸術復興基金」の創設を求めて国に要望書を提出するなど、再開へ尽力。それだけに緊急事態宣言を午後に控えていることに話が及ぶと「舞台を中止しようという劇団も増えてきている」と現状を説明。「古代ギリシャ時代には医療の一つとして演劇が上演されてきた。生の演劇は精神を癒やすので、コロナ禍だからこそ演じたいし、見に来て笑って泣いてほしい。感染防止を考えて、続けることが大事だと考えている」と必要性を説いた。

 昨年、新橋演舞場で上演予定だった主演舞台「有頂天作家」が全公演中止になったことにも言及。「切なさは今もある。みんなの悔しさ、悲しさを全部体の中の細胞に入れてやろうと思う」と、瞳を潤ませながら熱演を約束した。

 公演を製作する松竹は昨年8月から歌舞伎座、同10月から新橋演舞場を再開。観客収容人数は50%以下、換気や消毒を徹底し、出演者のみならずスタッフも各回ごとに総入れ替えするなど対策を講じてきた。

 今作も49・8%となる708席での上演で、共演の八嶋智人(50)は「国や都のガイドラインをさらに厳しくして、お叱りを受けても大丈夫なように準備をしている」と力を込めた。

 同席した松竹の安孫子正副社長は、観客の検温や時差退場などの規則に触れ、「芝居を一緒になって作り、繁栄していくようにという思いを感じる」と感謝。同公演の配信について「考えていきたい」と前向きだった。

★息ぴったり!?

 同作は、1979年3月に上演された「与太郎めおと旅」をもとに、米問屋の箱入り娘・お染(渡辺)と頼りない使用人・与太郎(八嶋)のドタバタ喜劇。互いの印象を聞かれた渡辺が「一言多い。記者会見のときに『尊敬しています。でも付き合うのはごめんです』とか。そういうこといいなさんな!」とぶちまけると、八嶋は「実際に付き合うわけがない」とサラリ。続けて渡辺の「わがままな役をチャーミングにやりたい」に、八嶋が「チャーミングでしょ? お一人しかうなずいてないけど」と、作品さながらのやりとりで笑わせた。

★1が立った時間 2021/01/08(金) 05:50:41.77
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