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スポニチアネックス

古市憲寿氏 2度目の緊急事態宣言に「医療行政の見通しの甘さを国民が尻ぬぐいしてる」
フジテレビ社屋
 社会学者の古市憲寿氏(35)が7日、フジテレビ「とくダネ!」(月〜金曜前8・00)に出演。菅義偉首相が同日夕に、東京都と埼玉、千葉、神奈川3県を対象に新型コロナウイルス特別措置法に基づく緊急事態宣言の再発令を決定することについて言及した。

 緊急事態宣言の期間は8日から2月7日まで。新たな基本的対処方針では、飲食店に午後8時までの営業時間短縮を要請。酒類の提供は午前11時から午後7時までとする。要請に応じない場合は施設名を公表する。午後8時以降の不要不急の外出自粛を求めるほか、出勤者数の7割削減に向け、テレワークやローテーション勤務の推進を事業者に働き掛ける。一方、小中高の学校一斉休校やイベントの全面的な自粛は求めない。保育所や放課後児童クラブ(学童保育)は原則として開所する。入試も予定通りの実施を促す。

 古市氏は、「日本のコロナは欧米よりも感染者が1桁少ないのに医療崩壊って言ってるのは、つまり見通しが甘かったわけですよね」と指摘。そして「もしも仮にこの冬に欧米くらいに感染者が増えていたら、もう欧米以上の状況になっていたわけで、たまたま感染者がこれだけに抑えられているからこの状態にもかかわらず医療崩壊起こっているってことはどう考えても医療行政の見通しが甘かったってことですよね。その見通しの甘さを誰が尻ぬぐいしてるかっていうと市民、国民が行動変容させられている。我々の生活が制限されているっていう仕組みで解決できた話が我々の行動を自粛してくださいってことに転嫁されているのがすごく気持ち悪い」と私見を述べた。

 これにMCの小倉智昭氏(73)は「古市君が言ってることは当然なんだけど、でも急場をしのいでいくためには今日明日でガラッと変えられるわけじゃないから、何とかして感染を防がなければならない」と現在、何をするかが大切だと強調していた。

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