12/31(木) 16:58配信
デイリースポーツ

5回、ストロング小林佑樹(右)をダウンさせ、KO勝ちした比嘉大吾(撮影・西岡正)

 「ボクシング・WBOアジア太平洋バンタム級タイトルマッチ」(31日、大田区総合体育館)

 挑戦者で元WBC世界フライ級王者の比嘉大吾(25)=Ambition=が王者のストロング小林佑樹(29)=六島=を5回45秒KOで下し、新王者となった。

 比嘉は序盤からKOを狙った強打を繰り出し、2回には右アッパーで王者の顔面を跳ね上げた。3回以降も右アッパーと左ボディーを的確に当て、5回には右アッパー2連発で小林を沈めた。

 ジム移籍2戦目で待望の勝利を手にした比嘉は「小林選手が打ち合ってくれるタイプだったので、いい試合になった。バンタム級には強い人がいっぱいいるので、新たなスタートができるように頑張っていきたい」と喜びを口にした。

 体重超過による無期限の出場停止処分から復帰した比嘉は、フライ級から2階級上げて世界王座返り咲きを狙う。白井・具志堅スポーツジム(7月に閉鎖)からの移籍初戦となった10月の堤聖也(角海老宝石)戦は引き分けに終わっていた。「気を抜くと遊びに行ってしまうので、ボクシングだけに集中した。競技だけに集中しないと上には行けないことは分かっている。しっかり仕上げていきたい」と決意を新たにした。

 戦績は比嘉が19戦17勝(17KO)1敗1分け、小林は25戦16勝(9KO)9敗となった。

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