大晦日に向け、主なカードの見どころを語った出演者たち

 2020年12月31日(木)さいたまスーパーアリーナで開催される『Yogibo presents RIZIN.26』に向け、28日(月)にRIZIN FF公式Youtubeチャンネルにて、「大晦日の見所を語り尽くす!スカパー!presents トム・ブラウンの大晦日 RIZIN.26アオらナイト」がライブ配信された。

 この直前番組には、榊原信行CEO、柏木信吾メッチメイカー、RIZINアンバサダーくるみ、RIZINガール2020の東海林里咲、五十川ちほ、そして現役選手として北岡悟と渡辺華奈が出演、3日後に迫ったRIZIN.26の見所を語った。

 MCのトム・ブラウンの布川ひろきとみちおはともに柔道有段者。兄がPANCRASEで北岡と同期だったという布川は、「兄は3日で夜逃げした」こと、北岡から「同期だから敬語で喋らないで」などの言葉を兄がかけられたエピソードなどを披露。それぞれ格闘技ファンらしく、試合への興味を質問していった。

 なかでも、68kg契約で対戦する朝倉未来(トライフォース赤坂)vs.弥益ドミネーター聡志(team SOS)についての質問では、各出演者が11月からの連続参戦となる朝倉未来が必ずしも盤石ではないことを指摘した。

 榊原CEOは、「未来は7連勝から黒星がついたので、負けたまま年を越すんじゃなくて、負けたことに対して早く取り戻したい。大きいことを言った分だけバッシングも来る。“たいして強くないんじゃないの?”という声に、“つべこべ言うなよ”というところを年内に見せたいんだと思う」と連続参戦の動機を説明しながらも、「ダメージはありますよ。僕は知っている」と、朝倉に心身ともに負担がかかっていることを明かした。

 出稽古で朝倉未来と交流がある北岡も「打たれてないわけじゃないから」と11月21日の斎藤裕戦の激闘のダメージを指摘。

 さらに「結構危険なマッチアップだと思う。噛み合わせとして面白い試合になるけど、また未来選手が負ける可能性はある」と、未来にとって危険なカードだとした。

 柏木氏は「弥益ドミネーター選手は朝倉選手と相性がすごく合う相手。弥益選手はすごくユニークで変則的なスタイルのため、分析をして戦略を立てる朝倉選手にとってはやり辛いのでは。また朝倉選手が自身でも『スタイルチェンジをする』と話しているので、それがどう出るか。今までの未来選手の“待って当てる”戦い方のほうが勝率は上がると思う。それが今回、前に出て行く分、危険が待っている」と見所を語った。

「そこでドミネーターかよ」という感じもあったと言うのは榊原CEO。

「よく受けるなと思いました。ドミネーターは(提示されたカードの中で)未来が指名したもの。(前DEEP王者の)ドミネーターとやって後ろ指さされることはない。その分、リスクも取った。覚悟をもってリングに上がるだろう」と、リスクを知りながら朝倉が、勝負に出たことを語る。

「外国勢が入って来れないなか、対戦相手は必然的に日本の王者クラスになる。DEEPの牛久絢太郎、PANCRASEのISAOとかも候補に上がるなか、こちらとしてもドミネーターの方が面白い試合になるだろう、作品としてはいいものになるんじゃないかと感じた」と、朝倉の選択に同意を示した。

「でも」と榊原CEは言う。

「ワンサイドのゲームにはならないと思う。ここで早く白星を取り戻したいという未来の選択が、裏目に出る可能性はある。2連敗は十分ある、俺はやらかしちゃう可能性あると思う。そのくらいリスクはある。それで勝ったらすごい。当然、未来には未来で勝つシナリオがるあると思う。朝倉未来のハートに火がついたんでしょうね」と、朝倉未来ピンチを予想しながらも、巻き返しを図る朝倉の戦略に注目、とした。

 同直前番組は、YouTubeにてアーカイブ視聴が可能だ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/05280a7ebc8d636dbdd35df0c2ad8b1b8ee61d69
12/29(火) 10:08配信