0001Egg ★
2020/12/29(火) 14:39:08.72ID:CAP_USER9それを取り上げようとマスコミ各社が現地に集結するのだが、同業として恥ずかしくなるような無礼カメラマンと遭遇することがたびたびある。
■「針のむしろ」状態
今年開催されたとある記者発表会。イベントスタートまで15分を切る中、タレントが登場するステージ前には数名のカメラマンが集まり、撮影位置をめぐってイベント運営スタッフを取り囲むように抗議を続けていた。
あるカメラマンは「こんな位置から撮れるわけないだろ。わかる? 本当にわかってる?」と少々恫喝気味にスタッフを詰問し、撮影スペースの拡張を要求。
この記者発表会は公平な抽選によって撮影位置が決まるというスタイルだったが、そのカメラマンの引いたクジは明らかに悪い位置で、とにかく「この場所からだと撮れない」と一歩も引かない。しかもタチの悪いことに、古くからの友人なのか別メディアのカメラマンもそれに同調して「うんうん、その通り。はやく対応してくれ」と声を飛ばしていた。
■「僕らがとりあげないと」
確かに厳しい場所だとは思ったが、レンズ次第では撮れないこともない。そもそもクジ運が悪かったのが彼の運の尽きだったわけだが、レンズの距離が合わないのか、クレームで少しでもいい場所に変えてもらおうと必死なのだ。
発言は終始タメ口で、イベント運営スタッフを下に見ていることが気になった。結果的に抗議が奏功し、撮影スペースが変更になると急に笑顔になり「うん。僕らがとりあげないとPRに繋がらないでしょ? わかります?」と、最後まで上から目線で“口撃”していたのが印象的だった。
■イベント運営側はどう見ている?
もちろん取材現場にいるカメラマンの大半はマナーが良い。ただ、大きい記者発表会だと1現場に1〜2人くらいクレーマー気質の人間がいるのは事実である。彼らにとって「いい写真を撮るため」必死なのは理解できるが、その抗議方法があまりに粗暴だと感じることは多い。
イベント運営するPR会社の人間はその行為をどう感じているのか。イベント終了後、サンドバック状態になってしまった運営スタッフを不憫に思い、話かけた。
「カメラさんたちには良い場所で撮影いただきたいのですが、昨今のコロナの影響もあって、カメラマン同士に距離を作らないといけない。スペースにロスが生まれることで、良い場所、悪い場所ができてしまう会場もあります。今日みたいなことは日常茶飯事なのでもう慣れました…」と本音を吐露。
■健気な姿勢で…
クレームを言ってくるのは主にスポーツ紙や週刊誌と契約していると思われるベテランカメラマンに多い。
別の大手PR会社スタッフは、「我々はクライアントからの信任を受けてイベントを運営している。その立場上、メディアから嫌われてしまうことは避けなくてはいけないので、下手な反論はできません。私も入社直後、中年のカメラマンさんにすごい剣幕で怒鳴られ、会場脇で泣いたことがありましたね…(笑)」とコメント。
しかし、どんな質問を投げようともカメラマンの悪口を一切言うことなく、「皆さんに言われたクレームは必ず社内で共有するようにしており、『この会場なら次回はこんなレイアウトにしよう』など今後の対策に生かしています」と。良きサンプルとして採用してしまうとは、トンデモカメラマンより一枚も二枚も上手のようだ。
https://news.nifty.com/article/entame/showbizd/12189-20162479122/