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鬼滅の刃がヒットしたのは、
本当に良いことなのだろうか。
大切な人、愛する人を守るために
有無を言わさず相手を殺す。
これは正しいことなのか。
炭治郎が相手を思いやり、
涙を流すシーンも描かれてはいるが、
何か釈然としない。
この誤魔化しの描写と主人公の愛情の
陰で、おぞましい復讐心が無警戒に
肯定されていく。特に柱は、
復讐心の塊のような人達ばかり。
視聴者は、柱の命がけの使命感の前で
彼らの復讐心が見えなくなっている。
グロテスクな表現や不自然な性癖らしき
表現が、愛の名の下に自然に刷り込まれ
ている。謂わば、原作者の異常さが、
見た人達全てを鬼に変えているのだ。
誰もこの異常さを口にしない。
何かが間違っているとしか思えない。