国内外で日本史上最多の芝G1・9勝を挙げたアーモンドアイ(牝5、国枝)の引退式が19日、中山競馬場のパドックで行われた。ラストランのジャパンC優勝時の馬着をまとって、ゆったりと周回。穏やかに、まるで手を振るかのように時折尾っぽを大きく揺らし、約1700人の観客に別れを告げた。

勝負服をまとった主戦のルメール騎手は至高の相棒へ“ラブレター”をしたためていた。

ルメール騎手 たたずまい、走る姿、ファイティングスピリット…。類いまれなる能力によって、その名声は日本だけにとどまらず、世界中のファンを魅了しました。アーモンドアイに関わる全ての人たちに感謝したい。このような素晴らしい馬に騎乗できたことを光栄に思います。

全てのレースが宝物だ。「スリルと興奮を永遠に忘れない」。19日付で競走馬登録を抹消された。滞在先のノーザンファーム天栄(福島県)から、24日に生まれ故郷の北海道へ旅立つ。交配予定のエピファネイアとの子どもがターフに登場するのは、早ければ24年夏になる。

https://news.yahoo.co.jp/articles/11d277713efcba8260e499fc9ab088a5ebf27f7e
https://amd-pctr.c.yimg.jp/r/iwiz-amd/20201219-22190623-nksports-000-1-view.jpg