0001ニーニーφ ★
2020/12/13(日) 17:54:36.35ID:CAP_USER9男性アイドル雑誌の発売日、SNSではこんな声が飛び交う。
出版不況で雑誌が売れない時代にも関わらず、今年部数が激増したのが、男性アイドル誌だ。
新型コロナウイルスの感染拡大で、ライブやイベントが相次いで中止となるなか、家で楽しめる「推し活」として支持が広がったようだ。
日本雑誌協会が公表している印刷部数によると、今年、コロナ禍を機に男性アイドル誌の部数が増加した。
集英社が発行している老舗雑誌「Myojo(明星)」は、1月〜3月の1号あたりの平均印刷部数が22万6667部だったが、4月〜6月は28万8333部、7月〜9月は38万部を突破。
同社によると、8月に発売された10月号は、通常版とミニサイズの「ちっこい版」を合わせて発行部数50万部に達したという。
ほかの男性アイドル誌も好調だ。「POTATO(ポテト)」(ワン・パブリッシング)は、1月〜3月は6万8033部だったのが、7月〜9月は11万9467部に。
「デュエット」(ホーム社)は1月〜3月は7万3333部だったのが、7月〜9月は10万6667部になった。
緊急事態宣言を受けて、取材や撮影が難しくなった今春。
ファッション誌では合併号を出して乗り切るケースもあったが、アイドル誌は発行継続。
POTATOでは、過去に撮影した未使用の写真を使い、リモートでのインタビューなどで紙面を作ったという。
平成30年にデビューした「King&Prince」(キング&プリンス)や、今年デビューした「SixTONES(ストーンズ)」や「Snow Man(スノーマン)」などの人気で、男性アイドル市場が盛り上がるなかでのコロナ禍。
ライブやイベントの中止が相次ぎ、露出減に対するファンの飢餓感をアイドル誌が補った形のようだ。
POTATOの編集担当者は「ファンはアイドルの細かい情報でも知りたいと思っています。家で楽しめるエンターテインメントとして手に取っていただけたのでは」と推測する。
アイドル誌側も時代に合わせた紙面作りを進めていた。
Myojoでは、「よりおしゃれにかっこよく」見える写真を追求。
厚紙のピンナップやアイドルの身長などのデータを記したカードは、ファンの間で交換されるなど好評だ。仲田知之編集長は「インターネットが発達していなかった時代には、タレントの素顔や仕事の裏側を伝えていました。
今もそういった企画は人気ですが、写真としての美しさなど、商品として買って、手元においておきたいと思える企画を考えるようにしています」と話す。
アイドル誌側は、コスプレなど作り込んだ世界観の写真や、細かな質問のアンケートなど、編集力を生かした企画に力を入れているのだ。
たとえば、Myojoの2021年1月号では、キング&プリンスのメンバーが「一国の王になったら」というテーマの特集記事を掲載。王子様風の衣装に身を包んだメンバーが登場している。
POTATOの2020年12月号では、アイドル49人の足元に注目し、足の写真を集めた企画を掲載した。
ファンの年齢層は広がっているが、今も昔も男性アイドル誌のメーン読者は10代や20代の若い女性だ。
博報堂DYメディアパートナーズメディア環境研究所の森永真弓上席研究員は、「かつてはアニメやアイドルなどの趣味は堂々と他人に言いづらいものだったが、今の10代や20代は好きなものは好きということにてらいがない」と話す。
好きなアイドルやアニメキャラを応援する「推し活」「オタ活」が“市民権”を得たことも、アイドル誌の人気を下支えしているという。
森永さんによると、かつてのアイドルファンは、恋愛要素を含めて「こっちを見てほしい」という意識が強めだったが、「推し活」は、恋愛要素抜きで、ひたすら応援する意味合いが強いという。
「好きなアイドルに活動を続けてもらうためには、買い支えて人気を維持する必要がある。SNSでファン同士つながることもできるし、同じグッズを複数買ったり、同じ雑誌を何冊も買う人も増えました」と森永さん。
「アイドル誌を購入している若い世代も雑誌という意識ではなく、好きなアイドルが載っているグッズとして手に取ったのではないか」と分析する。
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