0001征夷大将軍 ★
2020/12/10(木) 07:21:11.79ID:CAP_USER9関西大学ラグビーAリーグで今季4位の関学大が、全国大学選手権への繰り上げ出場が認められなかったことについて、日本協会へ抗議文を送付したことが9日、分かった。関西2位の同大が部員の新型コロナ集団感染により8日に出場を辞退。この申し出を受理した日本協会はこの日、関学大の繰り上げ出場を認めず、13日の3回戦(花園)で同大と対戦予定だった帝京大の不戦勝とすると発表した。今季の関西Aリーグは6日に全日程を終了し、優勝の天理大、2位・同大、3位・京産大までが全国選手権の出場3枠を獲得。関学大は4位だった。
日本協会はこの日の発表で「本大会に適用している大会レギュレーションに準じ、申し出の受理から試合日までの準備期間を考慮した結果、関西大学Aリーグからの繰り上げ出場はございません」としている。今後、大会中に他のチームの出場辞退が発生した場合も、十分な準備期間が確保できないという同様の理由で、当該チーム所属リーグからの繰り上げ出場はないとした。
日本協会が既に発表した「第57回全国大学学ラグビーフットボール選手権大会新型コロナウイルス感染症対応ガイドライン」によると、チームの初戦開始前に出場が不可能となった場合について、
〈1〉各所属地域リーグの下位チームの繰り上げ出場を検討する。但し、下部リーグ降格チーム、及び入替戦出場チームを除く(例)リーグ戦の1位、2位、3位チームが出場するケースにおいて、2位チームの出場が不可となった場合は、4位チームが繰り上げ出場。4位チームも出場不可の場合は5位チーム
〈2〉〈1〉の対応を取れない場合は、出場が不可能となったチームを不戦敗扱いとし、対戦チームに次戦出場権を与える
〈3〉複数チームの参加が不可能となり、大会の継続が妥当でないと判断した場合は、大会を中止することもある、と記している。
関学大は〈1〉のケースに該当すると主張。くしくも日本協会が挙げている例の通り、2位の同大が出場不可となり、4位の関学大が繰り上げ出場かという展開になったが、日本協会は認めなかった。
この決定に対し、関学大は日本協会にメールで抗議文を送付。OBの河野素明GMは「残念な裁定。事前に決めたレギュレーションが後づけの理由で覆っている」と憤った。関学大は11月29日の3位決定戦(宝が池)で京産大に敗れて次点の4位となった後も、小樋山樹監督(31)のもと、コロナ禍による繰り上げ出場を想定し、4年生も引退せず練習は続けていた。
「決して他チームの棄権を願っていたわけではないが、現状ではコロナ禍で棄権するチームが出る可能性は想定できた」と河野GM。「納得できない理由で繰り上げ出場が認められず、私も大人として、一生懸命頑張ってきた学生らに説明できない。二度とこのような事が起きないようにしてほしい」。準備を重ねてきた関学大にとって、後味の悪い今季の幕切れとなった。
スポーツ報知2020年12月10日 5時0分スポーツ報知
https://hochi.news/articles/20201209-OHT1T50276.html