12/7(月) 16:15配信
スポーツ報知
初場所に向け稽古を行う貴景勝(代表撮影)
大相撲11月場所で2度目の優勝を果たした大関・貴景勝(24)=常盤山=が7日、都内の部屋で稽古を行った。この日は基礎運動を中心に約1時間半。「初場所まであまり(時間は)ないけど、できることをやっています」と話した。18日から両国国技館の相撲教習所で行われる合同稽古にも参加予定で「戦える体にしておきたい」と、まずはケガをしない体作りを心がけるとした。
11月場所後に、自身の付け人を務めていた納谷改め王鵬(20)=大嶽=が、新十両に昇進した。埼玉栄高の後輩でもある王鵬は、昨年名古屋場所で幕下上位まで番付を上げていたが、以降は足踏みが続いていた。悲願の関取昇進を果たし、貴景勝も「苦労もしているから、これからの伸びは違う」と期待を込める。
王鵬の同学年には、すでに幕内で相撲を取る琴勝峰(佐渡ケ嶽)や豊昇龍(立浪)がいる。「(王鵬は)中学も高校も強くて、初めて少しの足踏みをした時期だと思うし、初めての経験だと思う。同級生が先に上がっていくなかで、焦りもあったと思う」と貴景勝。その中で付け人を務めていた王鵬には「深みが違う。何もしないで上がるのと、こういう事を経験して上がるのとでは。今はきついかもしれないけど」と伝えていたという。
精神的な強さを身につけた王鵬について「悔しい思いもしていると思うし、付け人について色々な経験もしていると思うし、(今後)飛び跳ねるバネの力が違うと思う」。大関として、後輩を育てる役目について問われると「自分のアドバイスがどうとかいうのは、関係ないと思いますよ。自分が頑張って関取をつかんだんじゃないですか」と、王鵬の努力を認めた。
自身は来年初場所(1月10日初日、東京・両国国技館)で綱取りに挑む。「置かれている条件がどうとかありますけど、伸び伸び自分の相撲を取ってやりきれたら。変に考えて自分の力を出し切れないのはもったいないことなので、せっかくなら自分の力を存分に発揮して、やりきりたい」と、初日を見据えた。
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