0001爆笑ゴリラ ★
2020/12/05(土) 20:18:00.55ID:CAP_USER9オリコン
『逃亡者』第1夜 “逃げる”渡辺謙 VS “追いかける”豊川悦司
12月5日・6日放送、2夜連続ドラマスペシャル『逃亡者』(C) 2020 TV Asahi & Warner Bros. International Television Production Limited. All Rights Reserved.
ハリウッド作品でも活躍する渡辺謙と豊川悦司がタッグを組み、不朽の名作サスペンスをリメイクしたドラマスペシャル『逃亡者』が、きょう5日(後9:00〜11:05)とあす6日(後9:00〜10:55)の2夜連続、テレビ朝日系で放送される。
【写真】ドラマスペシャル『逃亡者』場面写真
『逃亡者』は、もともとデビッド・ジャンセン主演のテレビシリーズで、1963年〜67年にかけて放送され、日本でも人気の高かった作品。1993年にはハリソン・フォード×トミー・リー・ジョーンズのタッグで映画化され、またまた世界中で大ヒット記録を打ち立てた。
今回のドラマ化にあたっては、物語の舞台を現代日本に移して再構築。エリート外科医・加倉井一樹(渡辺)は、何者かに自宅を襲われ、妻を殺されてしまう。ところが殺人容疑で逮捕されたのは加倉井だった。ほかに犯人がいると訴えても認めてもらえず、死刑判決が下される。東京から名古屋の拘置所へ移送されることになり、その途中で護送車が襲撃される事件が発生。横転し炎上した車内から危機一髪、逃げ出した加倉井は、自らの潔白を証明するため逃亡者となって真犯人を追う選択をする。
本作では、山中をさまよったり、水管橋から渓谷に飛び込んだり、アクションシーンが目白押し。第1夜では、トム・クルーズばりのバイクチェイスのシーンもある。渡辺は、ほぼすべてでスタントマンを使わず自ら挑んだそう。アクションシーンのみならず、妻が亡くなって初めて気づかされたことへの後悔と罪悪感も垣間見せる、人間くさい加倉井を魅力的に演じている。何より、濡ぬれ衣を着せられて死刑判決を受けるという究極の理不尽さに立ち向かう加倉井を応援したくなる。
一方、加倉井の行方を追う特別広域捜査班を率いる班長・保坂正巳(豊川)は、容疑者を確保するためなら手段を選ばない叩き上げの刑事。そこに私利私欲、保身もないから、迷わないし、容赦もしない、ある意味、最強の刑事を豊川が見事に演じている。
警察による追跡劇は、ドローンや防犯カメラなど最新科学捜査を盛り込んでアップデート。ただ、防犯カメラ映像でわかるのは、何分か前に、そこに加倉井がいたという“過去”であり、タイムラグが生じてだいたい後手に回る。そこを加倉井は、鋭い勘と素早い判断、行動力でどんどん肉薄していく。第1夜で捕まってしまうのではないかと心配になるほどに、加速度的に展開がスピーディーになり、スリリングだ。
本作を監督したのは、「相棒」シリーズや、アガサクリスティのドラマスペシャルなどのドラマや映画を手掛ける和泉聖治。逃亡&追跡劇が繰り広げられるロケーションも良く、本作で描かれるサスペンスにリアリティーを感じさせながらも、映画のような統一感ある少しくすんだ色彩を作りあげているのも見どころだ。
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