https://dot.asahi.com/dot/2020120400060.html?page=1

今年6月に不倫が発覚してから、活動自粛していた渡部建(48)が約半年ぶりに記者会見を行った。

妻・佐々木希(32)について聞かれた渡部は「『今までの生き方が間違っていたのではないか。これからの人生で信頼の回復をしていくべき』だと話し合いを重ねた」と告白。「当然、妻の仕事もありますし、僕がこんなことをしてしまったせいで、どこに行っても好奇の目で見られてしまうし、現場で気丈に振る舞っていたと聞いていて、心苦しいですし、深く反省し、これからの人生で少しでも信頼を回復したい」と苦しい胸の内を明かした。

不倫騒動後、実際の佐々木はどうだったのか。

9月2日に発売された「anan」(マガジンハウス)で佐々木は1万字のロングインタビューに応じ、当時の様子を次のように語っている。
《とにかく朝がつらかった。余計なことを考えてしまって、どんどん気持ちが塞いでいった。朝泣きながら“つらい、どうしたらいい、起きられないよ”って電話で思いを吐露した》

 佐々木をいつもそばで励ましてくれたのはデビューの時から、ずっと支えてくれている女性マネジャーだったという。
「このインタビューには『すべては愛で整える』というタイトルがつけられています。当時の彼女の辛さ、苦しさは想像を絶するものだったでしょう。それでも彼女の選択肢に離婚はなかったそうです。人生を立て直すために自分がするべきことを考えたうえで決めたことだといいます」(ファッション誌編集者)

会見では、佐々木が渡部にかけたという温かい言葉にも注目が集まった。
「妻にも言ってもらいましたが『何十年後に振り返って、この騒動があってあなたよかったんじゃないの』と、そう言ってもらえる人生を目指したい」

 渡部はこう語ったが、芸能ジャーナリストは「額面通りには受け取れない」と話す。

「佐々木のマネジャーがとても力になってくれているのはその通りで、彼女は心から信頼しています。さらに所属事務所社長が親身になってサポートしてくれています。これは同じ事務所の杏にも言えることですが、『離婚してもしなくても、相手が職を失っても安心して子どもを育てられるような環境をつくるためには全力でサポートする』というスタンスなので、佐々木に関してのバックアップは惜しみません。でも渡部に関しては『うちの佐々木を苦しめるな』という暗黙のプレッシャーはかけているみたいですが」

 女性誌記者は「佐々木は、とにかく現状の生活を維持することを望んでいる」という。
「今のままマンションに住み続け、子どもを有名私立に入れ、自分も仕事を続ける。万が一、渡部が復帰できなかったとしても、自分が支えていく、家族を守っていくという覚悟はできているそうです」

 妻の思いの重さをしっかり受け止めることこそ、渡部が信頼を回復するための一歩かもしれない。(坂口友香)