【AFP=時事】
サッカーAFCチャンピオンズリーグ(AFC Champions League 2020)の試合中、交代に腹を立てて指揮官に反抗した上海上港(Shanghai SIPG)のフッキ(Hulk)について、チームを率いるヴィトール・ペレイラ(Vitor Pereira)監督が「正しいスピリット」を欠いていると、その後メンバー外になっている理由を明かした。

【写真】横浜戦でプレーするフッキ

 フッキは今年限りでの退団が確実視されており、このままチームとは後味の悪い終わりを迎える可能性もある。

 フッキは0-1で敗れた25日の横浜F・マリノス(Yokohama F Marinos)との試合途中、交代を命じられたことに腹を立ててペレイラ監督と言い争い、監督に向かって怒鳴った後、猛然と控室へ消えた。そして、その後は2試合連続でメンバーから外れている。

 すでに敗退が決まっているオーストラリアのシドニーFC(Sydney FC)に0-4でまさかの大敗を喫した試合後、そのことについて問われたペレイラ監督は、「私は選手には正しいスピリットでプレーしてもらいたい」「(出さないのは)私の決断であり、だから彼はここにいない」と率直に話した。

 筋骨隆々の肉体が目を引くフッキは、上海で公式戦100試合以上に出場し、2018年には主将としてチームをスーパーリーグ(1部)優勝に導いた中心選手。しかし契約は今季までで、国内リーグ終了後には別れのメッセージとも取れる投稿をSNSに残していた。11月30日には、練習中の写真に「自分は肉体的に強いが、精神的にはもっと強い」というコメントを添えたメッセージを投稿している。

 1日のシドニーFC戦には大敗した上海だが、他会場の結果により決勝トーナメント進出が決まっている。【翻訳編集】 AFPBB News

https://news.yahoo.co.jp/articles/4b5e57c11670f554d2ff63effc4c262a9b48c6b8
12/2(水) 17:24配信