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鞘師里保、休業5年で高めた人間力「みりんや料理酒の味付けを理解した感じ(笑)」
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「お休みするときに強く思っていたのは、『勉強したい』ということと、『ひとりの人間としてちゃんと成長したい』ということ。当時は17歳で、このままひとつの場所しか知らずに大人になってしまうことが、怖かったんです」

【写真多数】鞘師が「音楽が流れていなくても踊れます」と即興ダンスを披露

 そう語るのは、2015年末にモーニング娘。を突然卒業して以来、じつに5年ぶりに活動を再開した鞘師里保。「モーニング娘。の絶対的エース」と呼ばれた少女は、22歳になり、また表舞台へと帰ってきた。

「卒業後は英語を学び、ニューヨークで暮らし、ダンスを学びました。その後は、本当に居候みたいに、実家で家族とのんびり過ごしてました(笑)。

 復帰の時期はまったく決めていませんでしたが『大人になって、いつか、より密度の高い自分のパフォーマンスを、皆さんの前で披露したい』という気持ちはありました。そんなタイミングでお声がけいただき、活動を再開することになったんです」

 自身の表現のために「人間力を高めたかった」という。

「家族や芸能界以外の人とも、たくさん出会って話をして、ひとりの人間として大人になりたいという気持ちが強かったんです。

 へんなたとえ話かもですが、料理の味付けも、以前は塩コショウしか知らなかったのが、今はみりんや料理酒をどれぐらい入れたらどんな味になるのかを、しっかり理解したという感じです(笑)」

 大人になった鞘師は、これからどのような姿を見せてくれるのだろうか。

「復帰後、コンサート形式のミュージカルに出演させていただいたのですが、歌って踊ると自分の血が騒ぐのを実感しました。やっぱり、歌やダンスを軸にしたパフォーマンスをしていきたいですね」

 5年間の充電期間に培ってきた人間力=表現力への、確かな自信もある。

「『自分自身から何かを生み出していかなければならない』という気持ちが、今は日々強くなっています。いろいろな世界にふれ、何かを伝える表現方法ひとつにしても、今まで以上に深く考えて、お見せできるようになれたと思いますし、自信をもって、いろいろな表現をしていきたいです!」


さやしりほ
22歳 1998年5月28日生まれ 広島県出身 5歳よりアクターズスクール広島でダンスを始め、2011年に「モーニング娘。」9期生として、12歳でデビュー。歌唱力とダンス技術の高さから“絶対的エース”と呼ばれる。2015年末にモーニング娘。を卒業し、アメリカ・ニューヨークへダンス留学。ストリートジャズ、ヒップホップなどのジャンルのダンスを踊りこなす。2020年9月より芸能活動再開。ドラマ『あのコの夢を見たんです。』(テレビ東京系)の12月4日放送回で、ヒロインを演じる。そのほか最新情報は、公式インスタグラム(@riho_sayashi_insta)にて

写真・西田幸樹
スタイリスト・松本人美
ヘアメイク・野中真紀子
衣装協力・MMormal、mite、la mimosa

(週刊FLASH 2020年12月8日号)

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https://news.yahoo.co.jp/articles/02a8a2809e0ae48f50cf292437cb6290e9853062