11/28(土) 21:50配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/7050b467b4d36b774711fd96f950a57d806f4eda

 バスケットボールの全日本選手権は28日、国立代々木競技場などで1次ラウンドが開幕し、男子1回戦で福岡第一高は京産大(京都)に86−84で競り勝った。最大18点のビハインドから猛追すると、84−84からコンゴ出身のキエキエトピー・アリ(3年)が試合終了のブザーと同時に2点シュートを決め、5大会連続で初戦を突破した。

【写真】劇的ブザービーター! 福岡第一はお祭り騒ぎ

 河村勇輝(東海大)ら昨冬の全国高校選手権(ウインターカップ)で2連覇した主力が抜けた上、コロナ禍で実戦経験が不足。シュートが入らず苦戦を強いられた。それでも今年は諦めないがテーマ。「相手の大学生は体が大きい分、体力が減りやすい。走って守りのギアを上げていこう」と鼓舞したハーパー・ジャン・ローレンス・ジュニア主将(3年)を中心にプレスから速攻につなげ、大逆転につなげた。

 目標のウインターカップ3連覇に向けて井手口監督は「貴重な経験になった」と感謝する。29日にBリーグ3部のアイシンAWを破れば、昨年に続いてB1勢と対戦できる。27日夜に河村からLINEで「ダンクを一発かましてこい」と励まされたハーパー主将は「先輩たちのようにB1と戦いたい」と誓った。(末継智章)