巨人の原辰徳監督(62)が27日、東京・大手町の読売新聞本社で山口寿一オーナーにシーズン終了の報告をした。指揮官は今オフの補強について、「オーナーからその部分に関しては非常に信頼して頂いている」と話し、全権監督として辣腕(らつわん)をふるう構えをみせた。

 セ・リーグ連覇を達成したものの、ソフトバンクに2年連続4連敗と悔しい形でシーズンを終えた。約1時間の話し合いを終えた指揮官は「連覇という喜びもありましたけど、最後悔しい思いをしたというのはオーナーも同じ気持ち。来季の活力として頑張っていけという話をしていただきました」と話した。

 すでに来季のチーム編成について思いを巡らせている。「毎年、チームというのは変わっていくもの。どういうチーム編成の中でどういうメンバーを決めるかというのはこれから。もう1度組み立てな直す。そういうところです」。そんな中、水面下で調査しているDeNAの梶谷と井納がこの日、FA宣言した。

 「そういう話は公示されてからだろうね」と原監督は言葉を選んだが、交渉解禁となれば即、手を挙げる可能性がある。さらに3年で109発を放っているソトも調査しており、今後の動向を注視。日本一奪還への道はすでに始まっている。

11/28(土) 5:02
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20201128-00000002-chuspo-base