0001爆笑ゴリラ ★
2020/11/24(火) 10:54:54.68ID:CAP_USER9リアルサウンド
髭男爵・山田ルイ53世(撮影:石川真魚)
お笑いコンビ・髭男爵の山田ルイ53世が『パパが貴族 僕ともーちゃんのヒミツの日々』(双葉社)を発売した。「一発屋芸人」と自らも称しているが、幼い娘がその言葉の持つ苦味を知るにはまだ早いと「髭男爵」であることを隠してきた山田。「パパに似てる人がテレビに出ている」「パパが出かけるとシルクハットが1つ減る」などヒヤヒヤする展開もありながら、なんとか秘密を守り続けてきた8年にも及ぶ攻防戦を綴ったエッセイ本だ。
【写真】山田ルイ53世アザーカット
今回、山田にインタビューを実施。執筆時の思い出から子育てを通じて感じたこと、そして最後には、長女が全てを悟った場合に備えて伝えたいメッセージをビデオレターとして動画に残してもらった。(佐藤結衣)
■パパが「一発屋芸人」と呼ばれている……人生の苦味を知るには、まだ早い
――今回、娘さんとのエピソードを中心としたエッセイ本を出版された経緯からお聞かせください。
山田ルイ53世(以下、山田):『ヒキコモリ漂流記』っていう本を書かせていただいたぐらいから、真似事ではあるんですが書き物のお仕事をいただくようになりまして。当時は『tofufu』さんっていうWeb媒体で夫婦のことを連載させていただいたんですよ。その連載自体は2年か3年ぐらい前に僕が原稿を送らなくなったっていうことが理由に止まってるんですけど(笑)。
――送らなくなった!?
山田:いやー、もう本当に優しい人たちやったんですよ。正直、他の連載ものみたいな話が立て込んでしまって。そしたら「お手すきのときで大丈夫ですよ」っていう言い方をしてくださって。それを100%真に受けてしまって「んー今、手あいてないもんな」って送らずにいたら、そのままずるずると……。
――そんなことが(笑)。
山田:その文章と、他の媒体でちょこちょこっと書かせていただいていたものと、書き下ろしを組み合わせて、今回「本にしましょう」と双葉社さんからお話をいただいたんです。でも、すごく昔に書いたものもあったので、生意気ですが、今の自分と書き方とか味がやっぱり違う。結局ほぼほぼ全部手を入れた感じになりました。僕が書き物の仕事を頂くときはいつもそうなるんですけど、例えば8000字の予定のところを、1万5000字ぐらいで書いて送ってしまうわけです。そうすると、編集の方が8000字ぐらいに刈り込んできたやつを返してくれるんですが、それをまた2万字にして戻したりして(笑)。その地獄のラリーが3回ぐらい続いて。僕としてはもうちょっとやりたかったんですけど、担当の方が「何度送り返しても同じだけ赤が入るので、ここまでとさせてください」と(笑)。僕が、この出版みたいなものに関わり始めてから初めて編集さんのほうからピシャリと断られたという形になりました。
――出版までのスケジュールを考えるとやむを得なかったのでしょうか(笑)もともとそうした練り上げていく作業はお好きなんですか?
山田:そうですね、性格的に細かくてしつこいんですよ。ネタを作っている時もそうなんですが一度「こう言ったほうが面白いな」とひらめくと、それを反映せずに終わりにするっていうのが我慢できない。まあ、「1発で正解出せよ」って話なんですけど。
――では、そのなかで筆がノッたというか、思い入れのあるエピソードはありますか。
山田:本の冒頭に掲載されている旅行先での双六の奇跡はやっぱり。よりによって自分が「芸人になる」のマスに止まるかね〜という。あの緊張感、気まずさは忘れられないです。あとは、娘がお風呂で算数遊びをしていて、「お風呂にいるのはみんなで何人ですか?」って言ったら「3人」っていう数字の答えじゃなく、「家族」と答えたエピソードですかね。「なんて美談センスがあるやつだ、すごいなお前!」と。
――日々の娘さんの様子については何かに記録しているのでしょうか? それとも記憶していたことを書かれているのですか?
山田:勿論、今でも長女の観察は続いていて、ある程度のボリュームではメモっています。だから次があればすぐに書き出せるぐらいのストックはありますが、本書に収録した以上の味わい深いエピソードはなかなか生まれないのかなとも思う。
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全文はソース元で
https://news.yahoo.co.jp/articles/183a2bd969209c51ce19a2a4879b500c42a8d251