◇23日◇決勝◇大阪・花園ラグビー場第2グラウンド
第100回全国高校大会(12月27日開幕予定、花園)を記念して設けられた近畿代表1枠をめぐる戦いで、勝利した報徳学園(兵庫2位)が
5大会連続46度目の花園出場を決めた。
前半12分にプロップ西崎海人(3年)のトライで先制。前半を7−0で折り返した。後半に入ると5分にCTB山村和也(2年)が個人技で
トライを奪い、16分にはCTB伊藤学(3年)のPGで着実に追加点を奪った。
ノーサイドの笛が鳴ると選手は抱き合い、西條裕朗監督は「率直にうれしい。最初でしっかりと前に出られて、手応えを感じた。
3年生と、あと1カ月ラグビーができます」と冷静な口調で喜びをかみしめた。
7日の兵庫県予選決勝は10−34で関西学院に敗れたが、今大会では1回戦で滋賀学園、準決勝で京都工学院を破った。
敗戦後の3試合で大きく成長し、西崎は「気持ちの面で『前半から上げていこう』と言っていた。それを出せて良かった」。
節目の記念大会で、激戦の近畿ブロックを勝ち抜いた力を証明する。
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