今読むと「マカロニほうれん荘」にはリアルタイムな「70年代テイスト」があると感じるんだよなぁ…
学生運動などの反体制運動、キッスやクイーンとかの70年代ロックなど、
あの当事の “いま” を切り取った、当時の言葉でいう「ナウさ」があったと思う。
それは「マカロニ〜」の作者が70年代をリアルタイムで生きていた20代の若者だったからなんだろうけど、
「Dr. スランプ」にはそれがない。現実世界のパロディとか風刺がないから作品としては厚みがなさそうでいて
それが圧倒的に80年代っぽかったんだよね。
70年代テイストを一気に古いものにした画期的な瞬間だった。