関東大学ラグビー対抗戦グループの早大は、BK伊藤大祐(1年・桐蔭学園)が、23日の早慶戦で登録メンバー入り。昨季の全国高校ラグビー大会(花園)で、神奈川・桐蔭学園の主将として初の単独優勝を経験したルーキーの大学デビューが濃厚になった。

伊藤は、開幕を控えた9月、流通経大との練習試合で右ももを肉離れ。2カ月にわたって戦列を離れた。その間、同じ早大のFW村田、慶大のFB山田ら各校で1年生が続々と大学ラグビーにデビューしていたが…。

「ケガは仕方ない。これも良い経験と思ってリハビリに集中していました。他の1年生の活躍も気にならなかった。自分とはまた別ですから」と泰然自若。大学でのデビュー戦が伝統の早慶戦、しかも慶大は明大を破って勢いに乗っているが、「タフな試合になるのは間違いないし、リザーブから出場したら、苦しい場面を打開するようなプレーをしたい。タフな状況を楽しみたいです」と笑顔で話した。

次回W杯の司令塔候補にもあげられる大物ルーキーが、ついに舞台にあがる。

東京中日スポーツ2020年11月21日 20時07分
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