11/18(水) 15:26配信
スポニチアネックス

<大相撲11月場所11日目>貴源治(右)を寄り倒しで破った納谷(撮影・島崎忠彦)

 ◇大相撲11月場所11日目 ○納谷 寄り倒し 貴源治●(2020年11月18日 東京・両国国技館)

 大横綱・大鵬の孫で、元関脇・貴闘力の三男の西幕下筆頭・納谷(20=大嶽部屋)が5勝目を挙げ、来年初場所(1月10日初日、両国国技館)での新十両昇進が確実な状況となった。十両の土俵で東12枚目の貴源治(23=千賀ノ浦部屋)を左はず、右おっつけで攻め、組まれそうになるとふりほどき、最後は突っ張ってから左四つになり、土俵際で粘る相手に体を預けて勝利をもぎ取った。

 「つかまりかけたところもあったけど、嫌って前に出続けられたのが良かった。気持ちと体が一緒に動いてくれた」と納得の内容だ。十両の土俵で取るのは秋場所14日目の大翔鵬戦、今場所5日目の富士東戦に続き3度目だったが、いずれも勝っている。「攻め続けたら負けないと思っている。攻めにはもともと自信を持っている」と言い切った。

 大銀杏(おおいちょう)を結ってもらう時は「気合が入る」というが、来場所は15日間、大銀杏で相撲を取ることになる。「ダラッと相撲を取るのではなく、新鮮な気持ちで相撲を取りたい」と抱負を語った。

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