0001爆笑ゴリラ ★
2020/11/18(水) 08:21:26.34ID:CAP_USER9スポーツ報知
重賞初Vの前走できっかけをつかんだヴァンドギャルド
◆第37回マイルCS・G1(11月22日・芝1600メートル、阪神競馬場)
今秋のG1・5戦は、すべて1番人気馬が勝利を収めているが、09年のカンパニーを最後に10連敗中なのがマイルCS(22日、阪神)だ。過去10年の出走馬の前走別では、富士S組が3勝2着4回、スワンS組が1勝2着4回と、連対馬20頭中12頭を占めている。前哨戦に伏兵が潜んでいるのか。富士Sで重賞初Vのヴァンドギャルド、スワンSを11番人気で制したカツジの2頭に注目した。
〈前走重賞初制覇ヴァンドギャルド好感触〉
きさらぎ賞(4着)、毎日杯(3着)で1番人気に推され、早くから期待されていたヴァンドギャルド。9度目の重賞挑戦だった前走の富士Sで、ラウダシオンなどG1馬3頭を含むライバルを下し、初タイトルを手にした。
課題だったゲートが決まったことも大きいが、前走から担当する栗山助手は「(富士Sの鞍上で当時の1週前追い切りに乗った福永)祐一さんが『いい意味で、今の方が乗っていて怖くない』と言っていたんですよね。落ち着いて臨めたのが良かったと思います」と振り返る。前回からゲート裏までパシュファイアー【注】を着けたり、工夫してきたことも実を結んだ印象だ。
12日の1週前追い切りには新コンビの戸崎が栗東に駆けつけ「すごく良かったですよ。馬の調子は良さそうなので、当日のテンション次第」と好感触を伝えた。
「後は右回りがどうかですね」と栗山助手は指摘するが、新馬と1勝クラスを今回と同じ舞台で勝っており、大きな割引にはならないはず。「いい意味でピリッとしてきました。普段、音にも繊細になってきたので、いい方に出てくれれば」。重賞初Vで自信をつけたディープインパクト産駒の素質馬から目が離せない。(玉木 宏征)
【注】矯正馬具の一種。覆面の目を覆う部分が網状になっており、視界が限られるので、集中できる効果があるといわれる。
〈カツジ大舞台で再び激走だ〉
G1馬2頭がいたスワンSを逃げ切ったカツジは、18年4月のニュージーランドトロフィー以来、約2年半ぶりの美酒を味わった。担当の土屋助手に率直に勝因を聞いた。「行く馬がいなかったから楽逃げの形に。前々走で初めて1200メートルを使ったことがいい刺激にはなったけど、出来はずっと良かったからね。今まで出遅れたり、かかったりでちぐはぐだっただけ」と11番人気での勝利にも驚く様子はない。
土屋助手は14年2月末に解散するまで清水出美厩舎に在籍。長距離で活躍したアイポッパーや、池添兼厩舎に移ってからも、重賞5勝のヤマカツエースなどを手がけた。そんな栗東指折りの腕利きが「心臓は一級品。スワンSの後もケロッとしていたからね。岩田康騎手も『G1級の乗り味。もうひとつギアがある』と言ってくれた」と賛辞を惜しまない逸材だ。
「中2週が続くし、強い調教は必要ない。阪神替わり? 広いコースは合う。うまくためがきけば」と出来には自信を持つ。11年(エイシンアポロン)、そして昨年(インディチャンプ)と乗り替わりで戴冠に導いた池添との初コンビで大仕事なるか。(玉木)
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