巨人から育成ドラフト3位指名を受けた敦賀気比高の笠島尚樹投手(17)が5日、福井県・敦賀市の同校で榑松(くれまつ)スカウト部次長と織田スカウトから指名あいさつを受けた。大学進学かプロに進むか、「答えはまだですが、今日説明していただいたことをもとに、しっかりと考えたいです」と語った。

 投球センス抜群のスリークオーター右腕で、制球が安定しているのが特徴。榑松スカウト部次長は「巨人の選手育成システムや球団の方針などを説明して、前向きに検討していただければと。少し、我々の気持ちも届いたかなと思います」と振り返った。今後について「また時間を置いて、足を運ばせていただきたいなと思います」として、「ボールのキレ、ピッチングのセンスは高いレベルにあり、将来性を含め評価しています」と期待した。

 右腕は「評価していただき、嬉しかったですし、自分を見て頂いてるんだなと思いました。良い話をしていただいたので、イメージはわいてきました。悔いのない選択をしたいです」と話した。10月26日のドラフト会議直後は「(支配下の)指名が終わった時には、大学進学で考えていました。今は一番ベストな選択をしたいと考えています」と進路については家族らと相談する方針を示していた。

 ◆笠島尚樹(かさしま・なおき)2002年12月7日、福井県鯖江市生まれ。17歳。4歳から野球を始め、小学校では地元の鳥羽野球部、中学では鯖江ボーイズに所属、高校では1年春からベンチ入り。敦賀気比高では、1、2年時に夏の甲子園に出場。178センチ、78キロ。右投右打。

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11/5(木) 15:26
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