テイラー・スウィフトが、行動主義のアンセム『Only the Young』が政治広告に使われることを許可した。エリック・スウォルウェル下院議員が、今年はじめにNetflixのドキュメンタリー『Miss Americana』の一部としてリリースされた同曲を使ったバイデン/ハリス2020キャンペーンの新ビデオをツイート

「ゴールはすぐそこ。未来のために闘う価値がある。#OnlyTheYoungができると声を上げてくれて、ありがとう、@taylorswift13。さあ、走ろう!」と、スウォルウェルは広告の横に書いて、同曲の歌詞を思い出させた。

CNNのオリバー・ダーシーは、「@taylorswift13を急に口説いたところ、彼女が使用をOKしてくれたとスウォルウェルが僕に言っている。彼女が、自分の曲が政治広告に使用されることを許可したのは初めてだ」と、ツイートした。

広告は、副大統領候補のカマラ・ハリスが「なぜこんなにも多くの権力者たちが、私たちが投票することを難しくしているのでしょう?」と言う声で始まる。すると、テイラーの曲が流れだす。そして、投票日に人々の感情が昂る映像、女性のデモに参加する映像、ブレット・カバノー判事が指名された映像が続く。

テイラーが“大きな悪い計画を持った、権力の座につく悪い男“について歌う曲に沿って、新型コロナウィルスで陽性反応が出たトランプ大統領が、ホワイトハウスでマスクを外す映像が流れる。ミッチ・マッーネル上院議員、リンゼー・グラハム上院議員、ウィリアム・バー司法長官の画像が直後に続く。

また、国境で家族と引き離された移民の子どもたちの映像が映しだされると、“I Don’t Really Care, Do U?”と背中にプリントされたジャケットを着ているメラニア・トランプの映像が入ってくる。

「彼らは自分たちのことで精一杯で、私たちを助けてはくれない」というフレーズのシーンでは、先日、最高裁判事に任命された保守派のエイミー・コニー・バレットの映像が出てきて、警官の残忍性に抗議するデモやウエストコーストで広がった山火事の映像が続く。

しかし、曲でも歌われているように、それを解決するのは若者たちだと示唆。バイデン/ハリスの行進で”I VOTED”のステッカーを見せる若者たちの姿が映し出される。テイラーの友人セレーナ・ゴメスが“VOTE”と書かれたシャツを着てダンスするショットもある。

そして最後に、故ルース・ベーダー・ギンズバーグの「自分の娘や孫娘の時代にはどのような世界であって欲しいかと考えましょう」という言葉が。

また#ClimateChangeIsReal, #MeToo, #BlackLivesNatter, #ICantBreathe, #NOvemberIsComing, #EndGunViolence, #Juneteenth, #WearAMask, #BlueWave2020をはじめとするハッシュタグがいくつもつけられ、最後に#Voteと出て、メッセージは締め括られている。

カマラ・ハリス上院議員もキャンペーン広告に曲の使用を許可してくれたテイラーを称賛したひとり。
「今回の選挙では何がかかっているか、若者たちに見せてくれたテイラー・スウィフトと友人のエリック・スウォルウェルに感謝」と、ツイートした。他にもマーク・ラファロやロニー・ラブなどの有名人も、ツイッターで動画をシェアし、支持を表明していた。

『Miss Americana』で、テイラーは、2018年にビト・オルークやステイシー・エイブラムスといった候補者を失って、がっかりしている若者たちをインスパイアするために曲を書いたと話していた。
「2年以内に3〜400万人が18歳になる。抵抗しよう。勇気を持てば、権力を変えることができて、こんなことは永遠には続かない」と、曲について語っていた。テイラーは正式に、2020年大統領選でバイデン/ハリス支持を表明している。

https://news.yahoo.co.jp/articles/35360ebcf16a151a4ba19c4f5574e5f365d597b3
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