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2020.10.30 12:24

伊藤容疑者が出演している映画『とんかつDJアゲ太郎』は、30日から予定通り公開されることになったが、初日の舞台あいさつは欠席が決まった。11月6日公開の主演映画「十二単衣(ひとえ)を着た悪魔」は公開について対応を協議している模様だ。12月から始まる予定だった主演舞台「両国花錦闘士(りょうごくおしゃれりきし)」も降板する可能性がある。

中略
そんな“いわくつき”の映画の公開初日はどのような様子なのか。30日午前、東京・日比谷の映画館の初回上映に足を運んだ。

TOHOシネマズ日比谷に足を運ぶと、朝にもかかわらず、ロビーには長蛇の列が。少なくとも50人以上が並んでいる。お目当ては公開初日の『とんかつDJ』と思いきや、12月11日に公開する故・三浦春馬さん主演の『天外者』の前売りチケットを買い求める客たちだった。グッズ売り場は、鬼滅グッズを手に取る客でにぎわっている。

そんな中、『とんかつDJ』の上映スクリーン(午前8時55分の上映回)は、人がまばらで、客はわずか9人だった。

物語は、実家のとんかつ店を手伝うアゲ太郎(北村巧海)が、配達先のクラブで偶然目にしたDJオイリー(伊勢谷友介)のDJさばきに魅了され、クラブDJを目指していくというストーリー。伊勢谷演じるDJオイリーにアゲ太郎が弟子入りする展開なので、序盤は伊勢谷の出演シーンが目立つ。対して、伊藤容疑者が演じる屋敷蔵人が登場するのは、映画開始から約30分後。屋敷はライバルDJという位置付けだが、2回目の登場シーンは初登場シーンのさらに30分後と決して多くはない。

印象的だったのは、オイリー(伊勢谷)が、DJの師としてアゲ太郎に言い放ったセリフだ。
「フロアを甘く考えるな。油断・緊張・不運、何が起こるか分からない」
現実でも、本当に何が起こるか分からない。公開前日に主要キャストが逮捕されるという事態は、関係者にとっては「不運」以外の何物でもない。

上映後、この回を鑑賞していた60代の男性に話を聞いた。

「おもしろかった。上映されて良かったと思う。作品と事件は別だからね。ただ、伊勢谷君も伊藤君もいい演技をして才能があるのに、もったいない。(伊藤容疑者は)ひき逃げ容疑ではあるが、今後どうなってしまうのだろう」と、作品への賛辞と俳優への心配の念を口にしていた。

映画配給会社のスタッフは、伊藤容疑者の逮捕について厳しい口調でこう語る。

「あれだけの売れっ子にもかかわらず、短期間で所属事務所を変わっていることや、山本舞香とのオープン過ぎる交際を見ていて、周囲の制御がきかないタイプなんだなと思っていた。フジテレビのドラマ『SUITS/スーツ2』でひき逃げ犯の役を演じていてその怖さを知っていただろうに、本当に愚かとしか言いようがない」

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