(東京六大学野球秋季リーグ戦第6週第1日、慶大4−1法大、24日、東京・神宮球場)ドラフト候補の法大の左腕・鈴木昭汰投手(4年)と慶大の右腕・木沢尚文投手(4年)の投げ合いで始まった。

 先制したのは法大。四回2死二塁で8番・高田桐利内野手(2年)が中前に弾き返した。すると慶大が六回に敵失で同点に追いつき、七回に6番・下山悠介内野手(2年)の左犠飛で勝ち越し、さらに九回1死一、二塁で8番・瀬戸西純内野手(4年)の右中間三塁打で2点を加え、6投手の継投で振り切った。

 慶大・堀井哲也監督は「木沢の調子は悪くなく、同点のところで打席が回ってきたので、攻撃のために代打を出しただけ。選手がよく打ってくれた」と逆転勝ちに満足げだった。

 5回5安打1失点で勝敗がつかなかった木沢は「長打を(3本)打たれたけど、四球が少なかったので、最少失点となった。きょう短いイニングだったので、明日(2回戦)はロングリリーフもいけると思う」と話した。

 今季のリーグ戦は2試合総当たり制で、勝利を1ポイント、引き分けを0・5ポイントとし、合計ポイントで優勝が争われる。この時点で、慶大は6勝1分けで6・5ポイント、法大は2勝1分け4敗で2・5ポイントとなり、この後連勝しても5・5ポイントまでしか届かず、春夏連覇の道が途絶えた。

サンスポ 2020.10.24
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