「メジャー関係者に話を聞くと、今年の日本のプロ野球では『菅野しか見てない』そうです。彼らは、来年からメジャーに来る、と思ってチェックしてるんですよ」(ベテラン記者)


 10月6日のDeNA戦で勝利投手となり、「開幕投手から13連勝」というプロ野球新記録を達成した巨人の菅野智之(31)。海外FA権を取得するのは来年なので、今オフのメジャー移籍はポスティングシステムを使うしかない。なのにメジャー関係者が「来る」と考えているのはなぜか。

「巨人の考え方が柔軟になってきているのを把握しているからでしょう」(同前)

 まず、メジャー移籍に厳しかった巨人が昨オフ初めて、山口俊のポスティング移籍を容認。その際、山口寿一オーナーは「今後、個別のケースに関しては検討していく余地は出てくる」と発言したのに加え、菅野に関して「ドラフトで1年待ってジャイアンツに来てくれた。1年を棒に振っている訳です」とも語っていた。

「今村司球団社長も『今のヒーローは世界に出るのが大事』との認識で、今オフのメジャー行きを認めると見られている」(前出・記者)

 そこで気になるのは、どのチームが獲得に名乗りを上げるかだ。ポスティングを利用した移籍には、年俸などとは別に所属球団に対し、約20億円ほどの入札金の支払いが必要となる。

移籍先の本命はあの球団……
「来年32歳になる菅野の年齢を考えると、契約年数は3年が限度で、4年目は球団オプションという形が予想される。年俸額は12〜13億円、競合すれば15億円くらいになるでしょう」(メジャー関係者)

 コロナ禍でどこも減収の中、それが可能なのは資金力のある球団に限られそうで、現状ではヤンキースやレッドソックスといった名前が挙がっている。

「その他だと、オーナーが代わって補強に力を入れそうなメッツ。故障明けの大谷翔平をほとんどぶっつけ本番で先発させたように、明らかに投手が不足しているエンゼルス辺りも濃厚です」(スポーツ紙デスク)

 ただ、本命はやはり……。

「ヤンキースでしょう。実は松井秀喜が移籍した当時、巨人内部では『ウチから出て行かれるならヤンキースに入れたい』という空気があった。名門を自任する巨人のプライドを満たすのは、同じく名門ヤンキースへの移籍で、それは今も変わらない。松井と共にヤンキース入りして専属広報を務めた広岡勲氏が現在、球団社長付アドバイザーとして在籍しており、パイプがあるのも大きい」(球界関係者)

 菅野は「常に上を考えてます」と語っているが、田中将大にも残ってもらい、日本人“二枚看板”がNYで活躍する姿を見てみたい。

https://news.yahoo.co.jp/articles/20524b67e06b1fb97000a3ff95cc79aced30f23e
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