二宮のインタビュー、これも酷い


■ 20年以上のキャリアで初めて “僕はこう思う”の「甘え」を断ち切る

 今回、「監督からのご指示通りにやり切ろうというのを、最初から一貫して決めて臨んだ」という二宮。
写真を撮りながら涙を流すシーンでは、泣かずに撮るパターンを撮影した後、2テイク目で監督のオーダーに応えて泣きながら撮る演技を披露。
現場では監督からの演出やリクエストに、躊躇なく瞬時に応えることに努めた。

二宮は「僕の場合、どうしても長く撮影をしていると甘えが出てくる」と明かす。
「例えばあまり難しいことはやりたくなくなるから、『僕はこう思うんですけど』って言いがちになるのは、自分のできる範囲だけで芝居をやっていこうとするから、と思っています」。

「僕はこう思う」という自己判断し、できる範囲の芝居に終止するという「甘え」を今回は断ち切った二宮。
監督から求められたことを最大限に実現しようとし、さらに求められた以上のものを提示したかった。
「こういうやり方が僕は初めてだったから、難しかったです。」