0001鉄チーズ烏 ★
2020/10/02(金) 18:20:45.18ID:CAP_USER9(インタビュー・構成・写真=木之下潤)
■スポーツ環境の課題に対して、トップアスリートたちが声を上げ始めている
「プレイヤーズ・ファースト」。そう、うたいながらもスポーツ界の暴言や暴力などのニュースは後を絶たない。そこには、指導者を中心に環境を作る大人が価値観や考えをアップデートできない壁が大きく立ちはだかっている。しかし最近は、そこに対して現役の選手や元トップアスリートたちが声を上げ始めている。
記憶に新しいのは、昨年1月に日本外国特派員協会で野球界に対する思いを語った筒香嘉智だ。簡単に要約すると、「現在、野球を続けていく環境にはさまざまな問題があり、その弊害となっている要因の一つに子どもの大会のほとんどがトーナメント制で開催され、それにより勝利至上主義が蔓延していること。どうしても選手の成長より勝つことが優先され、ケガや精神的な負担により大好きな野球から離れていく子が多くいるのではないか」というものだった。
この会見を受け、野球界にいる指導者はどう感じているのか。筒香選手の言葉に共感し、来年4月から横浜で育成を主眼に置いた学童野球リーグが立ち上がるという。そこで、リーグ事務局長を務める「みなとみらいクラブ ブルーウインズ」の塚本幸治さんに話を聞いた。
野球では珍しい「育成」を目的とした学童リーグ
──来春から指導者仲間と一緒に「育成」を目的とした学童野球リーグを横浜でスタートされるそうですが、その経緯を教えてください。
塚本:僕は今でも野球をしていて、息子も自然に野球に触れています。その息子が数年前に「野球チームに入りたい」と言い出しました。複数のチームを見学し、チームや保護者にヒアリングしたのですが、土日祝は朝から夕方まで長時間の練習、年間50試合以上が当たり前だということでした。その中でアドバイスをいただいたのは「少年野球を始めるには覚悟が必要」だということでした。
息子には、野球以外にも可能性を広げてほしいとの思いもあり、「本当に、子どもをチームに入れていいのかな?」と心の中で疑問が膨らんでいきました。「どういう指導なら子どもが楽しめるか、可能性を広げられるか」と考えたときに選択したのが、「新しく野球クラブを立ち上げる」決断でした。
そこから情報収集を始めました。お手本にしたのは、筑波大学大学院の川村卓先生が研究室メンバーを中心に作る少年野球チームです。川村先生は筑波大学野球部の監督で、唯一の野球コーチングに特化した研究室を開いて野球のコーチング、現場指導の研究・発信をされている人です。
4年前に研究室が主催するサマーキャンプに息子が参加し、私もそこで直接いろんなことを学びました。それを基に「僕たちが住む地域の子どもたちに合う指導ってどういうものだろう?」と自分なりに指導法を考えました。2年ほど準備を行い、昨年4月に「みなとみらいクラブ ブルーウインズ」を設立しました。
準備を進めるなか、そして、今も指導の勉強をする中で幅広い人とつながり、同じ思いを共有している人とたくさん出会います。そんな出会いが重なる中で「子どもたちを主役にできるような場所を作れないかな?」と考えるようになり、その思いを共有できる指導者仲間と新規リーグを立ち上げようということに。それが、来年4月から始める予定の学童野球リーグ「Players Centered League」です。
(以下略、続きはソースでご確認下さい)
10/2(金) 11:37配信 REAL SPORTS
https://news.yahoo.co.jp/articles/357db69687553f0fe053dadbe40297d1d36580f1