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2020.09.28

BUMP OF CHICKENの藤原基央、増川弘明、升秀夫が、ベース・直井由文の不倫スキャンダルを受けてバンドの解散を考えたとラジオ番組で語った。

直井を除いた3人は27日深夜放送『BUMP OF CHICKENのPONTSUKA!!』(bayfm)に出演し、今回のスキャンダルとその対応について説明した。藤原は<このバンドはここで終わりにするしかないのかな>と、解散を視野に入れたことまで明かしている。

藤原は今回の件を受け、ファンの声に耳を傾けたという。ファンの失望は大きく、「聴けない」「嫌いになった」「嫌いになれないけど聴くのが怖い」「チャマ(直井の愛称)ふざけるな」といった嘆きの言葉が多数目に入った。そうしたファンの意見を目の当たりにして感じたのは、<(バンプは)リスナーから大事にされている><自分が思っている以上に大事にしてくれていた>ということであったという。藤原は今回改めて感じたファンへの思いをこう語った。

<僕らのリスナーには心になんらかの傷を負っている人が多いんじゃないかなと思います。これは20年以上ステージに立って、みんなに向けて演奏してきて、歌ってきて、肌で感じてきたことです。
 たとえば、拭いきれないような後悔とか恥ずかしさとか、いまだにずきずきするような、消化しきれない、そういうものを治らない傷のように抱えている人、そういう人が僕らの音楽を、僕らが思っている以上にとても強く信じてくれて、大切にしてきてくれていたんだなと>

 自分たちのリスナーは心に抱えた傷をBUMP OF CHICKENの音楽によって癒して、明日を生きる勇気をもらっていた──だからこそ、今回のようなスキャンダルは絶対に起こしてはならなかったのだと、藤原は謝罪した。

<そういうふうに大切にしてもらっていた音楽を、生み出して演奏する立場の側から、人を傷つけるような人間が出てしまった。
 その事実はもう本当になんというか。こうなって、そのときのリスナーの気持ちを考えるとちょっともう言葉じゃ言い表せないっていうか、計り知れないというか、本当どれだけショックだったろうなって。信じてくれていたのにこんなことになって、どれだけ腹が立ったのかなって。本当に申し訳なく思います>

 その結果、メンバーは話し合いのなかで「BUMP OF CHICKEN解散」という選択肢すら浮かんだという。
中略

<でも、『メンバーのひとりがこういう事態を起こしたので、僕たちのバンドの活動はここまでにします、ここで終わりにします』っていうのはね、僕たちをここまで大切にしてきてくれていた君たちリスナーに対する責任の取り方としてどうしても正しいと思えなかった。それは問題の本質から逃げているとしか思えなかった。そんなけじめの取り方は、一番君たちに見せてはいけないものなんじゃないかなと思いました>
<僕たちはなにがなんでもバンドとして音楽活動を続けなきゃいけないんじゃないかと思いました。BUMP OF CHICKENとして音楽を鳴らし続けることだけが、ここまで僕らを大切にしてきてくれた君たちの信頼を裏切ってしまったことに対しての責任の取り方として唯一のものだと思いました>

 この放送を受けてSNSではファンから<リスナーの思いをちゃんと観てくれてた…ありがとう。><ああ、BUMP OF CHICKENを好きになってよかった>といった声が出ている。ファンの声をきちんと受け止め、BUMP OF CHICKENの活動について悩み苦しんだ藤原の言葉に理解を示しているようだ。

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★1が立った日時:2020/09/29(火) 11:09:47.36
【音楽】バンプ・藤原基央、ファンを傷つけ解散も考えた 直井由文の不倫で悔しい胸中語る #はと
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