大相撲秋場所で初優勝を果たした関脇 正代は、30日、大関昇進が正式に決まり、伝達式に臨む予定です。

関脇 正代は横綱不在の秋場所、圧力のある相撲で朝乃山と貴景勝の両大関を破り13勝2敗の好成績を挙げ、熊本県出身力士としても初めての優勝を果たしました。

直近3場所の勝ち星の合計は「32」で、大関昇進の目安とされる「33」には1つ届かなかったものの、昇進の議論を預かる日本相撲協会の審判部から相撲内容などが評価されました。

正代の大関昇進は30日、次の11月場所に向けた番付編成会議と相撲協会の臨時理事会を経て正式に決まります。

相撲協会の使者が正代のもとを訪れる大関昇進の伝達式では、新大関がどのような「口上」で決意を示すのか注目されます。

正代は29日、口上に四字熟語を盛り込む考えを明らかにしていて「今後の自分の生き方に当てはまることばを師匠や後援会の人たちと相談して決めました」と話していました。

正代の大関昇進の伝達式は、30日午前、東京・墨田区の時津風部屋で行われる予定です。

伝達式には、師匠の時津風親方も出席する予定でしたが、日本相撲協会によりますと29日夜、急性すい炎と診断され急きょ手術することになり、師匠代理で時津風部屋の部屋付き親方の枝川親方が出席するということです。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200930/k10012640651000.html
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200930/K10012640651_2009300013_2009300406_01_02.jpg
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200930/K10012640651_2009300013_2009300406_01_03.jpg