2020年09月27日 19時20分
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 歌手・氷川きよしが座長を務める明治座舞台「氷川きよし特別公演」が27日、千秋楽を迎えた。

 新型コロナウイルスの影響で客席は前後左右1席ずつ間隔をあけ、入場の際も検温や手指消毒を実施。ステージ上でも一定の距離を保つなど、感染症対策を徹底しながら、8月28日より31日間全41公演を1人の感染者も出すことなく終えた。

 公演は第一部が芝居「限界突破の七変化 恋之介旅日記」で、第二部がコンサートの二部制。股旅衣裳で登場した氷川は、デビュー曲「箱根八里の半次郎」からスタート。コロナ禍のため、お約束のきよしコール≠ヘ3回の手拍子に変更するなどの対策も施していた。さらに、真っ赤なスーツに着替えて新曲「母」や、今年発売した初のポップスアルバム「Papillon〜ボヘミアン・ラプソディ」より「Never give up」や「限界突破×サバイバー」などを熱唱した。

 約1か月間の公演を完遂し、「稽古に入ったときは、本当に開催できるのか、やめた方がいいのか不安だった」という氷川。「でもやると決めたからには絶対に成功させよう!と決めたんです。スタッフの皆さんも1人も感染者を出さないように、一生懸命(対策を)やってくださって。来て下さるお客様と一緒になって1か月間やり遂げることができて、本当に深く感謝しています」と語り、「今度は、客席の(前後左右を空けた)市松模様じゃなくて、全部満員の状態でやれることを目標に、また頑張っていきたいと思います」と決意を新たにした。