ベルトルッチあたりが作れば
もっと厳しい視点視線を感じられるんだろうけど
それでもきちんと厳しい視点は確かにある。

エロティックなダンスを少女が踊ってはいけないのかということには
正直、一方的にだめだというのは疑問。

今の中高生の私服とか行動とか、
数十年前なら完全に不良だったけど
今はどうってこともない。
価値観は完全に変わっていく。

主人公の少女は過激なダンスの途中で茫然と立ちすくんで会場から
逃げ出してしまう。

そのあと、日常に戻った少女の穏やかな姿を描いて終わっていく。
本当にフランス映画そのもの。
非常に濃い風味のフランス映画。

アデル、ブルーは熱い色
に近い作風を感じた。
傑作だと思う。