月には、草なぎ剛、稲垣吾郎、香取慎吾の冠番組『7.2 新しい別の窓』(AbemaTV)にて、香取が<(SMAP解散から)3年ぐらい経つんですけど、本当にこんなにテレビ出れないんだなって><最近、ステイホームとかでいろいろ見るじゃないですか。改めて『あれ? 本当にテレビ出れなくなった』みたいなのはちょっと感じる>と、自身のテレビでの扱いについて発言したのが話題となった。

ジャニーズの根深い「怨み」が…香取慎吾たちが今も「テレビに出られない」事情
 香取慎吾がSMAPを解散し、ジャニーズ事務所を退所してから「本当にこんなにテレビ出れないんだなって」と痛感したと発言したことが、話題を呼んでい…

草なぎ剛がTBSを訪れ「テレビ局の方、お仕事ください」 変わりゆくジャニーズとテレビ局圧力と忖度の関係の画像1草なぎ剛がTBSを訪れ「テレビ局の方、お仕事ください」 変わりゆくジャニーズとテレビ局圧力と忖度の関係の画像2ウェジー2020.08.06
 ジャニーズ退所後、3人は地上波テレビから次々と姿を消し、一時はSMAP時代の資料映像ですら不自然にカットされる状況にあったが、最近になって少しずつ改善されつつある。

 稲垣は2019年度後期の連続テレビ小説『スカーレット』に出演し、草なぎは大河ドラマ『青天を衝け』(2021年放送予定)にて徳川慶喜という重要な役どころを任された。

 ただ、これはすべてNHKの番組である。民放のドラマに出演する機会はジャニーズ退所後まだない。

 一方で、ジャニーズ事務所内外にも新しい動きがある。2019年7月にジャニー喜多川氏が逝去した直後、公正取引委員会が「独立後、3人が出演できないよう民放テレビ局などに圧力をかけていた疑いがある」として、ジャニーズ事務所に注意をした。

 ジャニーズ事務所の人事も大きく変わった。藤島ジュリー景子氏が社長、滝沢秀明氏が副社長に就任し、今年9月には、代表取締役会長だった藤島メリー泰子(メリー喜多川)氏も実質的な権限をもたない名誉会長となっている。

 今後、遅かれ早かれ、これまでジャニーズ事務所とテレビ局の間にあった“圧力”と“忖度”の関係は変わっていくだろう。そんななか、現場から「新しい地図の3人と仕事がしたい!」という強い動きが現場から起これば、徐々に障壁が壊されていくかもしれない。