橋下徹氏の実父・故之峯氏とその弟・博S氏の両者を知っているという安中地区の地元住民は、筆者にこう語っていた。

「(橋下氏の実父の)弟は、安中で水道工事会社をやっていたが、いまは倒産してない。 この水道工事会社は、実は橋下知事(当時)の実父が段取りして設立した会社や。 
(実父は)大男で暴れん坊だった。土井熊組系津田組の三羽ガラスといわれたほどの男やった。実父は”ピキ”と呼ばれとった。 
三人とも在日やった。暴力団の組員という立場上、名前を出せなかったんで、弟に会社をやらせていたんや」 

地元住民は「橋下家は在日」と証言しているが、弟・博S氏が、先に引用した 『新潮45』の記事の中で、「在日とかいわれるけど、同和や」と否定している。 

筆者は 取材の過程で、複数の人物から「在日」と聞いている。  
 
一ノ宮美成,グループK『同和と暴力団−公金をしゃぶり尽くした日本の闇人脈』宝島社,2012年,p21