YouTube、TikTok対抗サービスを開始 まずインドで (※日本経済新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO63842270V10C20A9EAF000

2020/9/15 9:10

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【シリコンバレー=奥平和行】
米グーグルは14日、傘下の動画共有サイト「ユーチューブ」を通じてスマートフォンで最大15秒の動画を撮影して編集・投稿できるサービスを始めると発表した。数日以内にインドでベータ版(試用版)を提供する。中国発の動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」への逆風が強まるなか、類似サービスが増えてきた。

「ユーチューブ・ショート」の提供を始める。スマホのユーチューブのアプリに新サービスを組み込み、動画と音楽を組み合わせるほか、再生速度の調整、撮影時のタイマー・残り時間のカウントダウン機能などを設ける。

まずインドでベータ版の利用者の声を聞いて改良し、他の国や地域でも提供する方針だ。14日の公式ブログでバイスプレジデントのクリス・ジェフェ氏はユーチューブへの最初の投稿が18秒の動画だったことを挙げ「ユーザー作成の短動画はユーチューブで生まれた」と述べた。

ただ、短動画のアプリでは中国発のTikTokの急成長が目立つ。運営会社によると今年7月時点の世界の月間利用者は6億8900万人に達した。各地で10〜20代の利用者の支持を得る一方、インドや米国では当局が安全保障上の脅威になるとの見方を強め、利用禁止の動きが出ている。

インドは6月末にティックトックの利用を禁じ、直後から代替アプリの利用が急増していた。米調査会社のセンサータワーによると、利用禁止直後3週間の「Roposo」など代替3アプリのダウンロード数は直前3週間の2.6倍に当たる2200万近くに増えていた。

競争環境が大きく変わるなか、短動画で利用者の獲得を目指す動きが増えている。米フェイスブックも8月、写真・動画共有アプリ「インスタグラム」に「Reels(リール)」を加えた。新興勢でも「Triller(トリラー)」や「Byte(バイト)」などが利用者数を伸ばしている。

※youtube 公式ブログ
Building YouTube Shorts, a new way to watch & create on YouTube
https://blog.youtube/news-and-events/building-youtube-shorts/

※18秒の動画
Me at the zoo - YouTube
https://youtu.be/jNQXAC9IVRw