新型コロナウイルスの影響でラグビー日本代表は、ことしの活動を断念することになり、ジェイミー・ジョセフヘッドコーチは「非常に残念だが、選手の安全を第一に考えた」と話しました。

去年のラグビーワールドカップで初めてベスト8に進出した日本代表が、ことし国内外で予定していたテストマッチは、新型コロナウイルスの影響でいずれも中止となりました。

日本ラグビー協会によりますと、その後も国内や海外で合宿を開催することなどを模索しましたが、実現できなかったということです。

このため、日本代表は年内の活動を断念することになり、14日に行われたオンラインでの会見でジェイミー・ジョセフヘッドコーチは「ワールドカップの勢いもあり、楽しみにしていたファンの方も多かったと思う。非常に残念だが、選手の安全を第一に考えた決断は正しかった」と話しました。

一方で「選手たちはワールドカップまでタイトな日々を過ごしてきた。けがの選手も多かった中で、一息つくことができるのはポジティブなことだ」と述べました。

日本代表の来年のスケジュールは現時点で未定だということですが、日本ラグビー協会の岩渕健輔専務理事は「来年は選手も前向きになり、応援している人もわくわくするようなゲームを組まなければならないと思っている」と話していました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200914/k10012618011000.html