俳優の堺雅人(46)が主演を務めるTBS日曜劇場「半沢直樹」(日曜後9・00)は13日、当初予定の6日から急きょ延期された第8話が放送され、主人公・半沢(堺)が俳優の香川照之(54)演じる宿敵・大和田と再び“共闘”。握手もし、インターネットで大反響を呼んだ。

 第8話は、半沢(堺)は開発投資銀行の“鉄の女”谷川(西田尚美)と共闘し、債権放棄を断固拒否。政府に一矢報いる。しかし、これが箕部幹事長(柄本明)の怒りを買い、中野渡頭取(北大路欣也)が参考人招致されるという危機に立たされる。その折、「タスクフォースの再建草案」の中身を知った半沢は、赤字路線の羽田・伊勢志摩路線が撤退リストから外されていることに気づく。伊勢志摩は、他ならぬ箕部の選挙地盤。建設に尽力した彼の功績を讃え、地元からは「箕部空港」とも呼ばれている。すべてのカギを握るのは箕部だと確信し、その不正を探る半沢は“ある衝撃の過去”に行き着く。同じ頃、金融庁の検査官・黒崎(片岡愛之助)もまた、箕部を追っていて…。そして、切り札となる証拠を手に入れるためには、宿敵・大和田(香川)の協力が不可欠だった…という展開。

 (※以下、ネタバレ有)

 箕部と紀本常務(段田安則)の“つながり”を明らかにしようと、大和田は「この世で一番おまえのことが嫌いなんだ」としながらも「だが、バンカーとしての実力だけは認めてやる」と半沢にタッグを提案。

 大和田が「頭取のため」と手を差し出し「組むのか、組まないのか、どっちなんだ!」と叫ぶと、半沢は「人にものを頼む時に言う大事な7文字を以前教えていただきましたね。もうお忘れですか?あなたは小学生以下ですか?」と“挑発”。大和田は震えながら「お、お、おねしゃす」と頼んだ後、半沢の「『おねしゃす』?2文字、足りないよう…」を遮り「お願いします!これで、いいだろ!」と開き直った。

 2人は右手を差し出し、部屋の両端から歩み寄り、一瞬だけ軽く握手。再び“共闘”が実現した。

 第7話(8月30日)、債権放棄か、拒否か。役員会議を終え、政府に内通しているのが紀本と判明。半沢が「利害は一致しているはずですが」と協力を仰ぐと、大和田は「おまえに?1つ、大事なことを忘れていないか?私の協力が欲しいんだろ?なら、それなりの態度ってものがある。小学生でも知っているよ。人にものを頼む時の(右手の指を折って数えながら)大事な、大事な7文字だ。『お・ね・が・い・し・ま・す』だろ」。半沢にとっては、この“仕返し”となった。

9/13(日) 21:54配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/54a4b464ae4b079dceb7a11729496f0b10683a8c